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  【日本映画】「ばるぼら〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】手塚眞
【原作】手塚治虫
【出演】稲垣吾郎二階堂ふみ/渋川清彦/石橋静河/美波/大谷亮介/片山萌美/ISSAY/渡辺えり
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 美倉洋介は、耽美派の人気小説家。ある日、新宿でホームレス同然の女性と出会う。名前を「ばるぼら」といい、自堕落で、大酒呑みであったが、彼女と居ることで、洋介は創作意欲が湧き、次々に作品を作り上げていった。

 

 

ばるぼら

ばるぼら

 

 

手塚眞監督は、父親に手塚治虫を持ち、大学時代から映画に興味を持ち、1981年8mm映画『MOMENT』で注目され、1985年「星くず兄弟の伝説」で長編映画監督デビューをしています。1999年『白痴』は、制作に10年をかけた超大作となっており、様々な賞に出品されています。映画以外にもイベントの演出なども携わる多彩な監督です。

稲垣吾郎は、元SMAPのメンバーであり、現在は「新しい地図」として活躍しています。映画やドラマに数多く出演しており、役者としての評価はされています。

二階堂ふみは、子供の頃より映画俳優に憧れ、12歳でグラビアデビューをし、雑誌「ニコラ」のモデルとして活躍後、2007年「受験の神様」でテレビドラマデビューをしています。その後、2009年『ガマの油』で映画デビューをし、様々な映画賞で評価されつつも、「グルメチキンレースゴチになります!」のレギュラーを2年務める等、多彩な活動をしています。

・物語は、人気小説家が、「ばるぼら」という女性と出会い、その出会いにより、主人公の創作能力が増し、不思議な魅力のある「ばるぼら」に惹かれていくストーリーです。

・ジャズの雰囲気のある曲から、東京の町並みが映し出され、ばるぼらの説明で物語が始まっていきます。

・浮浪者同然のばるぼらは小説家の美倉洋介と出会い、自宅に転がり込みます。

・独白的なストーリー展開でもあり、言葉数の少ない印象があります。

・そのため、説明不足感もあり、その影響で、夢と現実の境目がわからないような演出にもなっています。

二階堂ふみはフルヌードとなるシーンも多く、過去にも作品のためなら、ヌードにもなる体当たり演技をしています。

・本作でも、最も印象に残る点でもあり、また、主人公が耽美小説家というところで、アーティスティックなシーンが多くなります。

・物語は、洋介とばるぼらの視点で描かれていくので、わかりにくい展開とはならないですが、説明要素が少なく、状況から動向を判断する展開でもあります。

・映像は、撮影監督クリストファー・ドイルが担当しており、幻想的な映像が多用されています。

・なんとなく、不条理な要素も感じるところがあり、どこか不思議な印象を残す作品となっています。

手塚治虫原作の作品ですが、手塚治虫の哲学的な方向性の漫画作品だけあり、エンタメ要素よりも、真理のような要素を感じる作品です。

 

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