ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

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【洋画】「TENET テネット〔2020〕」ってなんだ?

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【監督】クリストファー・ノーラン
【出演】ジョン・デヴィッド・ワシントン/ロバート・パティンソンエリザベス・デビッキ/ディンプル・カパディア/マイケル・ケインケネス・ブラナー
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】CIA工作員の主人公は、とあるミッションで、死の淵まで追い詰められるが、それがきっかけでとある組織に編入される。そこでのミッションは、未来から過去に戻るという特殊な現象を利用した未来の組織から第3次世界大戦の勃発を阻止する物語。

 

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クリストファー・ノーラン監督は、イギリスで映画の制作を学び、1998年『フォロウィング』で長編映画の監督としてデビューしています。2000年『メメント』で様々な賞を受賞し注目され、新生『バットマン』シリーズで高評価を得ています。CGを極力使わないことでも知られ、特撮により、リアリティのある映像を作り出しています。

・ジョン・デヴィッド・ワシントンは、アメリカ合衆国の元アメリカンフットボール選手であり、デンゼル・ワシントンの長男でもあります。テレビドラマをはじめ、様々な
作品に出演をし、2018年の映画『ブラック・クランズマン』で注目されています。

・物語は、とある特殊な組織に編入された主人公が、未来から過去に戻る不思議な現象を利用した未来人からの陰謀を阻止するというSF要素が満載のストーリーです。

・序盤は、オペラハウスで、とあるモノを奪回しようとする組織が侵入してくるところから始まり、そこで、見かけたアルゴリズムという物体により、不思議な現象を体験し、その現象の解明と、秘密な組織の概要から物語が進んでいきます。

・その後、海に浮かぶ広大な風力発電所に一定期間隔離されますが、この隔離感はなかなか閉所恐怖症感があるような気もします。

・そこから開放され、任務を聞きにとある場所に向かいますが、この流れも意外と面白く、すでにお膳立てされている手段を使って指定された場所に向かうという流れがスパイや秘密組織感があり、良いです。

・まず、TENETという存在のことが説明され、拳銃に戻っていく弾丸を体験することになりますが、そのものや人物がその空間だけ一時的に逆回転するという発想は、なかなか頭が混乱します。

・そして、物語の本筋自体も見失いそうになりますが、「第三次世界大戦を止めるため、とある武器商人に出会い、その武器商人の持つアルゴリズムの作動を止めること」が目的となります。

・序盤でも盛り上がりとして飛行機が倉庫に突っ込んでくるシーンがありますが、CGを極力使わないノーラン監督だけに、このシーンは実際のスケールで撮影しているかと思いますので、かなり衝撃的です。

・特に電灯が倒されて迫ってくるところの巨大感はドキドキします。

・物語が一本筋のようで、その脇道があり、ゴヤの贋作の物語やセイターのクルーズ船での話など、さまざまな要素が重なり、中盤まで、敵味方の別け隔ての理解が大変なところとなります。

・ある程度理解できたかと思うところで、逆行する現象を逆手に取るところが始まり、この逆行する説明を聞き逃さなければ、この後の展開もすんなり理解できると思います。

・登場人物が多いようで実はそれほど多くはないところが、この逆行を理解するところで整理できると思います。

・思っているよりも逆行時間に制約があるので、ご都合的な設定というよりも、リアル感と科学考証が成立しているような錯覚も受けます。

・終盤の時間の挟撃シーンはまさに見事ですが、今までのことを理解していないと時間の進行が理解できなくなります。

・少なくとも、この戦闘で生き残れる自信はありません。

・すでに結末が決まっている物語でもありながら、その要素は一度道筋をたどらない共理解が難しいところともなり、伏線もしっかりと補完されていますので、2回目を観るときにはその点もしっかりとチェックすることをオススメします。

・本作は難解な要素もありますが、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が似たような要素にもなりますので、こちらを観て慣れてしまうのも良いかもしれません。

 

rokukajo.hatenablog.jp

 

・登場人物が限られたところもあるので、この登場人物の状況を考えることで、理解も進むかもしれません。

・「SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS」というラテン語の回文が実在しており、「農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする」というのが直訳となりますが、セイターの姓が SATOR。キエフ・オペラの OPERAゴヤの贋作者の名前が AREPO。オスロ空港の警備会社が ROTASと、本作の命名のヒントともなっています。

・翻訳は、アンぜたかしが行っています。かなり昔からいる翻訳家ですが、本作の最後に名前がでて、なんとなく拍子抜けする字面ではありました。

クリストファー・ノーラン監督は、哲学的な要素を盛り込んだ作品を多く生み出しており、本作もその仕掛けを十分に堪能できますが、多少難解でもあります。内容を理解していくことでしっかりとした裏付けもある良作となっています。

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