ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

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【日本映画】「カメラを止めるな!〔2018〕」ってなんだ?

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【監督】上田慎一郎
【出演】濱津隆之/真魚/ しゅはまはるみ
【個人的評価】★★★★☆
 
【あらすじ】自主映画の撮影を山奥の廃墟で行っていた。内容はゾンビ映画でこだわりを持つ監督は42テイクも撮影してもOKを出せなかった。そんな撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる。まさしくこれが本物だと撮影を続ける監督。37分間をノンカットで撮影する映画の本物とは?
 
・もともとは舞台演劇の内容を更に進化させて映画化とした作品。
 
・当初は2館での劇場上演でしたが、著名人の感想や口コミで次第に上映館が増え最終的には、300館以上での上映が行われるまでになりました。
 
・ここまで話題になった点としては、綿密に作られた構成で、同じシーンを2回見せられるとしても、その視点の違いで解釈が変わり笑いとなる点です。
 
・冒頭の37分のノンカットは例題というような構成で、そこから復習を行うような感じです。
 
・個性的なキャラクターも多く、しっかりとキャラ立ちがしているので、複数人が入れ替わり立ち代わり登場するシーンでも、きちんと人物を判別できます。
 
・このあたりはわかりやすさが丁寧に作られていると思います。
 
・正面から見ると普通の作品となる番組が、裏方では、たいへんな辻褄合わせが行われているという点では、映画「ラヂオの時間」を比較に取ってしまいそうな感じです。
 
・「ラヂオの時間」と異なる点は、すでに完成形を見ているところに違いがあり、各シーンの伏線回収が見事な点です。
 
・伏線回収は見事なんですが、逆算で確信犯的に物語を作るのであれば、特になんてこともない気もします。
 
・むしろ映画「ラヂオの時間」はラジオドラマを時間内にまとめるという点で、作り手と観客の視点が重なり、感情移入がしやすいところです。
 
・「カメラを止めるな!」は確かに伏線を回収してスッキリしているように見えますが、観客は「なるほど」と思わせるのみで、感情移入し辛い点がどうしても肯定できない点でもあります。
 
・初見は間違いなく楽しめる映画ではありますが、答え合わせをする気が起こるか起こらないかで、評価の変わる映画ではあります。
 
・正直なところ、答え合わせをする気にはならなかったのは、多少見ていてイライラする点があったことです。
 
 

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