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【洋画】「不思議惑星キン・ザ・ザ〔1986〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】ゲオルギー・ダネリヤ
【出演】スタニスラフ・リュブシン/レヴァン・ガブリアゼ/エフゲニー・レオーノフ/ユーリー・ヤコヴレフ/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】バイオリン弾きのマシコフと学生のゲデヴァンは、異星人を名乗る裸足の男のテレポート装置でキン・ザ・ザ星雲の砂漠の惑星プリュクに飛ばされてしまう。

 

 

 

 

・ゲオルギー・ダネリヤ監督は、1960年「セリョージャ」で映画監督デビューをしています。様々な作品を手掛けてきており、1986年「不思議惑星キン・ザ・ザ」はカルト的な紹介もされたことで、日本での知名度も高い作品となっています。2019年に肺炎のために死去しています。実写映画としては、2000年「フォルトゥナ号」が最後の作品となり、アニメ作品では2013年「クー!キン・ザ・ザ」が遺作となります。

・物語は、2人の男性が惑星プリュクに飛ばされてしまい、地球に戻るために不思議な世界を旅するストーリーです。

・異星人は、地球人と同じ姿ながら、妙にハイテクであり、妙に価値観の異なるところがあり、ここが本作の面白いところになります。

・「キュー」と「クー」のみの言葉しか発しない代わりに、テレパシーが使えるためコミュニケーション自体が根本的に異なります。

・マッチ棒が非常に高価というよくわからない設定も秀逸で、この文化の違いで物語が出来上がっています。

・不条理映画とも言えますが、不条理設定ながらも、終盤での展開は、ちょっとホロリとするところもあり、実はとんでもない名作なのではないか?と錯覚します。

・本作は、予備知識がなくとも理解できる要素があり、主人公2人の視点で描かれるところも含め、実は、不条理に見える点も、綿密に仕組まれた脚本の妙とも言えます。

・1986年の作品ではあり、CGがフル活用されている作品ではないのと、特殊効果技術も興味深い点です。

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