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【日本映画】「鋼の錬金術師〔2017〕」を観ての感想・レビュー

【監督】曽利文彦
【出演】山田涼介/水石亜飛夢/本田翼/ディーン・フジオカ/蓮佛美沙子/本郷奏多/國村隼/石丸謙二郎/原田夏希/内山信二/夏菜/大泉洋/佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 エドワードとアルフォンスは、幼い頃に母親を亡くしてしまったことで、生き返らせる一新で錬金術最大の禁忌の人体錬成を行い、失敗する。エドワードは身体の一部、アルフォンスは身体のすべてを失ってしまう。国家錬金術師となったエドワードは、再び人体錬成で失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅をする。

 

 

鋼の錬金術師

鋼の錬金術師

  • 曽利文彦
  • アクション/アドベンチャー
  •  

 

 

・曽利文彦監督は、1977年『未知との遭遇』で感銘を受け、映画監督を志し、1999年「タイタニック」でCGアニメーターとして参加しています。2002年『ピンポン』で映画監督デビューをし、。第26回日本アカデミー賞にて優秀作品賞、優秀監督賞を受賞しています。その後も、CG演出を取り入れた作品を手掛けている監督です。

・山田涼介は、2004年にジャニーズ事務所に入所し、2006年『探偵学園Q』でドラマ出演しています。その後2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてデビューしています。2015年『暗殺教室』で映画に初主演をし、第39回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しています。

・水石亜飛夢は、2012年「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で俳優デビューをしています。2015「人狼ゲーム クレイジーフォックス」で映画デビューをし、2019年『笑いの枝折り』では映画初主演を努めています。亜飛夢という名前は兄が「アジアを飛ぶ夢になってほしい」という理由からつけられているそうです。

・本田翼は、2006年にスカウトされ、「Senenteen」の専属モデルとしてデビューしています。2012年「FASHION STORY -Model-」で映画デビューをし、その後も主役から脇役まで幅広い範囲で活躍しています。2018年にYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」を開設し、ゲーム実況で記録的なチャンネル登録者数を記録しています。

・序盤から、エドとアルの子供の頃が描かれ、母親の死ということになりますが、よくよく思うと、いかにも西洋風の名前と設定なだけに、コレを日本人でやるのはかなり無理を感じます。

・景色や小道具は漫画版の設定からの内容となりますが、役者自体が日本人で、日本語を喋っていることをまずは素直に受け入れる必要があります。

・色々と設定を踏襲するような作りになっていますが、どうしても、かばんの中身が空っぽのような重量感だったり、小道具の取ってつけたかのような存在感は、風景と世界観に馴染んでいないところは残念です。

・そう思うと、実写化したことについての意義を疑問に思わざるをえません。

・CGを使った特殊効果は迫力はありますが、やはりCGの限界もあり、どうしてもコントラストの強い映像に違和感を感じてしまいます。

・やはりモヤモヤするのは日本人が西洋風の人物を演じているところであり、この違和感が始終ついてまわります。

・賢者の石についての謎がある程度解き明かされるまでの展開となっていますが、終盤まで観終わったタイミングで、だいたい序盤で抱いた要素は、払拭されています。

・まあ、観ているうちに慣れたというほうが理解しやすいのかと思います。

・本作だけでは完結しない作品であり、さらに少なくとも2作が制作されるわけですが、それでも、全27巻の内容を網羅するのはなかなか厳しいだけに、どういう流れとするのかというところが気になります。

 

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鋼の錬金術師