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【洋画】「鳩の撃退法〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】タカハタ秀太
【原作】佐藤正午
【出演】藤原竜也/土屋太鳳/風間俊介西野七瀬豊川悦司
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 津田伸一は、直木賞を受賞した天才小説家。ある日、新作小説をかきあげていく中で、実際に起った話のような物語で、フィクションなのかを担当編集者の鳥飼なほみが調べ始める。

 

 

 

 

タカハタ秀太監督は、テレビ制作で仕事を始め、「天才たけしの元気が出るテレビ!!」でディレクターデビューをしています。2004年「ホテル ビーナス」で長編映画監督デビューをしています。

藤原竜也は、1997年に蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で主役オーディションで選ばれ、俳優デビューをしています。2000年「バトル・ロワイアル」で主演に抜擢され、その後テレビや映画だけでなく、舞台など幅広い活躍をしている俳優です。

・土屋太鳳は、2005年「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」にて審査員特別賞を受賞し、その後2008年「トウキョウソナタ」で映画デビューをしています。2011年には「鈴木先生」でドラマ初レギュラーともなり、2013年『果てぬ村のミナ』で映画初主演にもなっています。女優業だけでなく、司会もこなすこともあり、多彩な才能のある女優です。

・主題歌は、キリンジの「爆ぜる心臓」KIRINJI feat. Awich(ユニバーサル ミュージック)となっています。

・物語は、直木賞作家の主人公が、新作の小説をかきあげていく中で、小説の内容がフィクションなのかと疑問が湧き上がり始める。

・序盤から主人公 津田の周辺が描かれ、デリヘル嬢のドライバーをやっている冴えない男感があります。

・ただ、この作品は説明と状況がちょっとわかりにくく、前半はちょっと苦痛な感じがあります。

・登場人物もそこそこ多いのですが、それに輪をかけて、時間軸が唐突に変わり、さらには、小説の内容を描いている点も出てきます。

・中盤でビデオを観ながら笑う藤原竜也は、ちょっと意外で、こんな笑い声を出すとは思っていませんでした。

岩松了リリー・フランキーといい、胡散臭いような登場人物が出ており、そういう意味では本作の胡散臭さにマッチしているとも思えます。

・音楽が妙にテレビ番組のサスペンスものっぽい感じで、ちょっと違和感を感じますが、音楽は、「キリンジ」の掘込高樹が担当しています。

・物語の主軸が複数絡み合っているような印象もあり、本作のわかりにくさというところにもなります。

・序盤から見失ってしまった場合は、中盤以降はついていけなくなるので、注意が必要です。

・119分という時間で、かなり複数のできことを散りばめているので、整理しながら見るのが良いのですが、要は、どこまでが架空でどこからが現実か?ということを切り分けできれば、納得できるのかと思います。

・個人的には、想像とはちょっと違う描き方ではあったので、がっかり感はありました。

 

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