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【日本映画】「砕け散るところを見せてあげる〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】SABU
【原作】竹宮ゆゆこ
【出演】中川大志石井杏奈井之脇海/清原果耶/松井愛莉/北村匠海矢田亜希子原田知世堤真一
【個人的評価】★★★★☆

【あらすじ】主人公 濱田清澄は、学年一の嫌われ者と言われる蔵本玻璃と出会う。正義感の強い清澄は、玻璃を助けるが玻璃には言えない秘密があった。

 

 

 

 

SABU監督は、1986年『そろばんずく』で俳優デビューをしますが、1996年に「弾丸ランナー」で映画監督デビューをしています。俳優と監督の両方で活動していますが、独特のセンスのある映画監督業の比率が多いです。「ポストマン・ブルース」「MONDAY」「疾走」「ハピネス」などコンスタントに作品を発表しています。

中川大志は、小学生の頃にスカウトされ、子役デビューをしています。2010年「半次郎」で映画デビューをし、その後、2011年テレビドラマ「家政婦のミタ」で注目され、以降、テレビ・映画・CMと幅広い活躍をしています。

石井杏奈は、小学5年生のときにEXILE PROFESSIONAL GYMにスカウトされ、E-girlsとして活躍しています。2012年『私立バカレア高校』でテレビドラマデビューをしており、同年、映画にも出演しています。現在「東京ラブストーリー 2020」の関口さとみ役として出演しています。

・清原果耶は、小学生の頃からクラシックバレエを習い、2014年に好奇心で受けたオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビューをしています。「nicola」の専属モデルとして活躍後、2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューをし、2017年『3月のライオン』で映画にも初出演しています。歌手としても活動をしており、多彩なジャンルで活躍する女優です。

・物語は、正義感の強い主人公の高校生が、後輩の女の子を助けたことにより、徐々に心をひらいていくが、その少女には、とある秘密があった。

・中盤までは、いじめられている玻璃とそのことを頬っておけない先輩の清澄の内容となっています。

・いじめられている後輩を助ける「暇な先輩」という視点で物語が描かれ、いじめに関しては、残酷さはないですが、やはり、「心無い暴力や思春期ならではいじめ」はきっちり描かれます。

・いじめ問題については、いじめられる側にも問題があると言われますが、本作では、いじめられている玻璃には、そのことに対して以上の何かしらの感情があるようにみられます。それは、後半で明かされていきますが、本作では、その布石の張り方をしっかりとみておく必要があります。

石井杏奈は、2020年「東京ラブストーリー」で、魅力を感じない役どころではありましたが、本作では、十分にキャラクター性があります。問題は、もうちょいと表情があると良いのですが、こればっかりは生まれつきなところもあるので、無理も言えません。

・中盤から、ストーリーが徐々に変わってきます。特に学校の友達関係やその周囲の人々の微妙な機微から、本当の問題が見えてくるところがあります。

・清澄と玻璃の話から、別の方向になってきます。

・予告編でもわかってくるところですが、中盤で登場し始める玻璃の父親が登場し、急に展開が変わってきます。

・玻璃の抱えている問題もサクッと説明されていきますが、中盤以降ちょっと急ぎ足のような印象も受けます。

・清澄の演じるヒーローというところも、本作では唐突感がありますが、この唐突感は他にも用意されており、終盤の展開に関しては、説明がとても省略されているので、初回で理解できなくても仕方ないかもしれません。

・個人的には、さほど「砕け散るところを見せてあげる」という題名ほど砕け散っていないのですが、一番ヤバいのはやはり玻璃の父親ということになります。

・清澄の思い描いている父親像についても、映画では明確に描かれていないので、終盤、ちょっとモヤモヤします。

・実際には、原作の年代の記載でだいたい理解できることになるのですが、映画ではちょっと端折られている感があります。

・とはいえ、さほど説明がなくてもきっちりと整理して観れば理解できる内容になっているのかとは思います。

 

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