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【洋画】「ミッドサマー〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】アリ・アスター
【出演】フローレンス・ピュー/ジャック・レイナー/ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/ヴィルヘルム・ブロングレンウィル・ポールター/ウィル・ポールター/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】主人公 ダニーは、不慮の事故で家族を失った女子大生。ある日大学の仲間とスウェーデンに訪れ、奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」に参加する。

 

 

 

 

アリ・アスター監督は、学生時代に映画に感銘を受け、ホラー作品を作ることを目指し、2011年『TDF Really Works』で監督デビューをしています。2018年『ヘレディタリー/継承』で初の長編映画監督として作品を発表し、2019年「ミッドサマー」で監督2作目として、高い評価を得ています。

・フローレンス・ピューは、2014年『The Falling』で映画デビューをし、2016年『レディ・マクベス』で高い評価を得ます。2019年『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でアカデミー助演女優賞にノミネートされています。

・題名の「ミッドサマー」は、スウェーデン語で夏至祭を意味しています。

・物語は、主人公が大学生の仲間と共にスウェーデンの奥地の村で、90年に一度の祝祭に参加するが、その祝祭には異様な雰囲気があった。

・序盤は、暗い映像の中で主人公の近辺の生活風景が描かれます。

・仲間と共にスウェーデンへ行き、そこで行われる村の祝祭に参加します。

ストックホルムでの移動中に天地が変わってしまうようなカメラの動きには意図的な演出があります。

ヘルシングランドに入るとまた画面は天地元通りになりますが、このシーンの切り替わりは見事でもあります。

・前半が夜のようなシーンでもあり、この楽園のような緑の映えるような草原には、意図的なコントラストがあります。

・手から草が生えているイメージも、その状況を多少まわりくどいながらも、ダニーのパニック障害における心理状況を示しており、音響効果も交えて、映像の直接的な効果だけでなく、真綿でくるんでいくような追い込み感があります。

・牧歌的なコミュニティの中に、要所要所違和感のある部分があり、その違和感から、徐々に本作の異質な部分に取り込まれていきます。

・食事をしている流れから、何をやっているのかわからない儀式的なところとへと徐々に変わっていき、異様な結末に至っていくところは、やはり、見ているだけのダニーが過呼吸を起こしてしまうのも無理がない気もします。

・残酷な描写は、直接的に描かれず、その結果を見せるような、まるで初期の北野武映画の暴力描写のようにも思えます。

・本作の怖いところは、暗いシーンではなく、昼間の太陽が出ている中で起こる異質な行為や行動であり、村人たちにはごく普通の儀式であることの温度差があります。

・様々な挙動が緩やかに動く点も、異様さがあり、この演出は、数々のホラー作品を見てきたアリ・アスター 監督の手腕であるかと思います。

・恐怖感のある演出が多いですが、普通のホラー映画とは異なる視点で演出されることが本作の特長であり、気軽な気持ちで観るのはオススメできないながら、綿密に仕組まれた演出の良作です。

 

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