ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

様々な作品・商品をカジョウ書き(箇条書き)にて紹介します。

【今週公開の新作映画】「Swallow スワロウ〔2019〕」が気になる。

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【監督】カーロ・ミラベラ=デイビス
【出演】ヘイリー・ベネット/オースティン・ストウェル/エリザベス・マーベル/デビッド・ラッシュ/デニス・オヘア/

【あらすじ】主人公は何不自由のない主婦ハンター。彼女は、周囲からは羨む存在だが、彼女には孤独感があり、なにかを飲み込むことで、幸福感を感じ始める。

 

 

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・カーロ・ミラベラ=デイビス監督は、2021年「Swallow スワロウ」が初監督長編映画となります。

・ヘイリー・ベネットは、音楽や演劇を学び、2007年『ラブソングができるまで』で映画デビューをしています。その後、多くの映画に出演し、2019年「Swallow スワロウ」では、製作総指揮を兼ねています。

・キャッチコピーは、「欲望を飲み込んでゆく」

・物語は、大企業の御曹司として結婚をし、裕福な生活をしていた主人公が、妊娠をしたことで孤独をさらに感じるようになり、異食症として様々なものを飲み込んでしまう状況に陥っていくストーリーです。

・本作は、アメリカ合衆国・フランス合作のスリラー映画となっています。

・「Swallow」とは、飲み込むという意味があり、乳幼児によくある行動であり、妊婦にもこの現象が見られるとのことです。

・予告編を見る限り、映像的なセンスも良く、スリラーというところではありますが、色使いや画面構成にこだわりを感じるところがあります。

・飲み込みにくいものを飲み込んでいくところでもあり、なかなか精神的にギリギリするような作品かもしれません。

・一種、不可思議な物語でもありその不可思議な点が気になるところでもあります。

 

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・個人的に勝手に思う関連作品

 

 

 

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【iTunes Store】「ミッション:インポッシブル フォールアウト (字幕/吹替)」今週の映画 102円レンタル

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【監督】クリストファー・マッカリー
【原作】ブルース・ゲラー
【出演】トム・クルーズ/ヘンリー・カヴィル/ヴィング・レイムス/サイモン・ペッグ

【あらすじ】盗まれた3つのプルトニウムの回収に成功したIMFのエージェント、イーサン・ハント。だが、仲間を救出する際にプルトニウムを再び奪われてしまい、同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッションが下される。手掛かりは“ジョン・ラーク”という男の名前と、 彼が接触するホワイト・ウィドウ”と呼ばれる謎めいた女の存在のみ。世界に刻一刻と迫る<終末の危機>。チームの仲間や愛する人までもが危険にさらされ、幾つもの<フォールアウト(予期せぬ余波)>がイーサン・ハントに降りかかる・・・!

 

ミッション:インポッシブル フォールアウト (字幕/吹替)

ミッション:インポッシブル フォールアウト (字幕/吹替)

  • Christopher McQuarrie
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥815

 



・iTunes Storeのエディターが選んだおすすめの1本

・期間中は、102円でレンタルできます。

・期間中は、815円で購入ができます。

・標準画質(SD)と高画質(HD)のいづれかで観られます。

・102円レンタルができる期間は「2021年1月5日(火)」までです。

・レンタルしてから30日間視聴を開始できます。視聴後は48時間以内に視聴する必要があります。

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【映画まとめ】2020年にロクカジョウが観た映画のおすすめのまとめ15選

2020年は、新型コロナウィルスの影響で、自宅で映画を観ることも多く、映画館で観た映画は極端に減っています。とはいえ、毎日更新するという点は到達でき、現在も毎日更新させてもらっています。ハリウッド映画の頻度が減ってしまっていますが、これも、映画製作がうまく進んでいない点でもあるかと思います。状況の見通しはついていないようですが、作品を紹介することを続けることで、なにかの役に立っていれば幸いです。

 

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【日本映画】「のぼる小寺さん〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】古厩智之
【出演】工藤遥/伊藤健太郎/鈴木仁/吉川愛/小野花梨/両角周/田中偉登/中村里帆/小林且弥/
【個人的評価】★★★★★

【ポイント】学園ラブストーリーと見せかけつつも、実はテーマはそこではない落とし所が良く、工藤遥の女優としての雰囲気も良かったと思います。

 

 

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【日本映画】「リトル・フォレスト 夏・秋〔2014〕」「リトル・フォレスト 冬・春〔2015〕」を観ての感想・レビュー

【監督】森淳一
【原作】五十嵐大介
【出演】橋本愛/三浦貴大/松岡茉優/温水洋一/桐島かれん/
【個人的評価】★★★★★

【ポイント】ほぼ橋本愛の一人芝居でありながら、生活と人との関わりを伝わるか伝わらないかのギリギリで描いた作品。

 

 

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【日本映画】「ワンダーウォール〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】前田悠希
【原作】渡辺あや
【出演】須藤蓮 /岡山天音/三村和敬/中崎敏/若葉竜也/山村紅葉/二口大学/成海璃子/
【個人的評価】★★★★★

【ポイント】京都に実在する学生寮の取り壊しを主題に、そこで暮らす学生と大学側の対立を描きつつも、その近衛寮に住む学生の思い悩むことを描いています。

 

 

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【日本映画】「解放区 〔2014〕」を観ての感想・レビュー

【監督】太田信吾
【出演】太田信吾/本山大/山口遥/琥珀うた/佐藤亮/岸建太朗/KURA/朝倉太郎/鈴木宏侑/籾山昌徳/本山純子/青山雅史/
【個人的評価】★★★★★

【ポイント】大阪西成区で生活する人を描くことでドキュメンタリー作品を作ろうとする若手映像クリエイターを主役として、ドキュメンタリーと物語をうまく融合させています。

 

 

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【日本映画】「メランコリック〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】田中征爾
【出演】皆川暢ニ/磯崎義知/吉田芽吹/羽田真/
【個人的評価】★★★★☆

【ポイント】低予算で制作されながらも、アイデアと演出力が優れた作品で、予想通りの展開となりながらも、緊張感をしっかりと維持できています。

 

 

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その他にも、2020年に鑑賞してよかった映画作品

 

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【日本映画】「のぼる小寺さん〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】古厩智之
【出演】工藤遥/伊藤健太郎/鈴木仁/吉川愛/小野花梨/両角周/田中偉登/中村里帆/小林且弥/
【個人的評価】★★★★★

 

【あらすじ】主人公 近藤は、卓球部になんとなく所属してなんとなく毎日を過ごしている高校生。クライミング部に所属する小寺さんは、ボルタリングのことだけを考えていて部活でも黙々とと壁を登る女子高生。そんな感情を見守る周囲の人々の物語。

 

 

のぼる小寺さん

のぼる小寺さん

  • 古厩智之
  • ドラマ
  • ¥2037

 

 

・古厩智之監督は、1992年『灼熱のドッジボール』で、ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ権を獲得し、1995年『この窓は君のもの』で長編デビューをしています。その後、「まぶだち」「ロボコン」などの映画や、テレビドラマの演出をしており、学生時代のような雰囲気を描いた作品の多い監督です。

・工藤遥は、2010年にハロプロエッグに加入をし、2011年に『モーニング娘。』10期メンバーに史上最年少の11歳11ヶ月で選ばれ、2017年まで活動を続けます。その後、卒業をし、舞台や映画に出演をしながらも、インスタグラムやブログも開設し、活動の幅を広げています。

・伊藤健太郎は、kentaro名義でモデル活動をおこない、2014年『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で俳優デビューしています。その後、『今日から俺は!!』の役名が伊藤だったことより、伊藤健太郎の役名として改名し、テレビや映画で活躍しています。

・もともと「珈琲」という原作者が、コミック誌アフタヌーンで描いた漫画が原作。

・本作は、足利市周辺で撮影されており、学校は旧足利西高校が舞台となっています。

・物語は、ボルタリングに打ち込む女子高生を中心とした学園物語となっています。

・序盤は、ボルタリングを見守る近藤の視線から始まり、小寺さんの打ち込んでいるボルタリングのことが描かれます。

・本作は、「近藤」「ありか」「梨乃」「小寺さん」「四条」というキャラクターをそれぞれ描いた群像劇的なところにもなっており、それぞれが将来の進路にまだ明確な道筋を見出していないところが描かれます。

・進路希望が白紙であることで、担任の先生から指摘を受けますが、そのことで、「何か目標を作ることで、どこかでそれを意識する」ということはこの作品のテーマでもあるように思います。

・先生役の小林且弥の振る舞いがちょっと良く、こういう先生は、付かず離れずの関係でしっかりと見守ってくれてそうな印象を持ちます。

・「嘘を書くんですか?」

・「おごり甲斐があるなぁ」

・このあたりの小寺さんは多分「天然」なのだろうと思いますが、演技で天然を演じるのも結構大変かと思いますが、妙にこの天然さはしっくりとハマっています。

・小寺さんがスカートでボルダリングするのにはちょっとドキドキしますが、それはそれで良いのかもしれません。むしろツボです。

・これも天然さから来ているような印象でもあります。
・「でも、案外、小寺さんのことわかってないんじゃないかな?」

・「やった、名前も覚えてくれてた」このときのセリフのときの演出にはなかなか映画的でもあり、「まあ、そうだよね。」とも思います。

・「なんていうか、ちょっとさみしい。みんな、さみしいんじゃない。」

・小寺さんが学園祭で他のクラスの子に冷やかし半分で煽られますが、その回答がこれ。

・天然というよりも、視点がそもそも異なるということに気付かされ始めます。このひとことが、本作の魅力なのかもしれません。

・風船を取る小寺さんにはちょっと泣けた。

・「ウチラ、初めて会話したよね」

・「がんばったら、周りの見る目が変わった」

・多分、「ガンバ」の声は小寺さんには聞こえていない、そんな集中力の高さが小寺さんにはずっとあるような気がします。

・以降、近藤と小寺さんの関係に焦点が絞られてきますが、本作は、ラブストーリーに見えて、その要素が 徐々にそうじゃないところに魅力があります。

・「じゃあ、なんで登るんだろう。」

・普通の感覚で学園ラブストーリーを描いたのではなく、本作は、なにかに興味と打ち込むものを見つける物語であります。

・なので、序盤で描かれる進路希望にも白紙であった5人に明確に意図があり、それぞれの生徒は最終的にそれぞれの道をしっかりと書き残せるところにはいるはずです。

・進路を選ぶということは、学生時代の大きな決断の第一歩ではありますが、初めてのことでもあり、意外と実感できないところでもあります。

・そのため、あまり深く考えずに選択することもあり、それが後々の進路にも大きく響いてきます。

・本作を観ることで、その自分自身の進路に何かしらの疑問や真剣さを考えるきっかけとなればよいのかと思います。

 

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のぼる小寺さん [DVD]

のぼる小寺さん [DVD]

  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: DVD
 

 

 

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンコミックス)

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:珈琲
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: Kindle版
 

 

 

のぼる小寺さん コレクターズ・エディション [Blu-ray]
 

 

 

のぼる小寺さん(2) (アフタヌーンコミックス)

のぼる小寺さん(2) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:珈琲
  • 発売日: 2016/02/05
  • メディア: Kindle版
 

 

 

のぼる小寺さん(3) (アフタヌーンコミックス)

のぼる小寺さん(3) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:珈琲
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: Kindle版
 

 

 

のぼる小寺さん コレクターズ・エディション [DVD]
 

 

 

 

 

のぼる小寺さん(4) (アフタヌーンコミックス)

のぼる小寺さん(4) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:珈琲
  • 発売日: 2017/05/01
  • メディア: Kindle版
 

 

【日本映画】「アルプススタンドのはしの方〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】城定秀夫
【出演】小野莉奈/平井亜門/西本まりん/中村守里/黒木ひかり/目次立樹/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】夏の甲子園第一回戦に出場している母校の応援のために、安田と田宮はアルプススタンドに来ます。演劇部の二人は野球のルールすら知らないながらも、元野球部の藤野と会うことで多少ルールを教わる。成績優秀な宮下、吹奏楽部の久住などの人物と関わりながら、試合の行く末を見守る。

 

 

アルプススタンドのはしの方

アルプススタンドのはしの方

  • 城定秀夫
  • 日本映画
  • ¥2037

 

 

・城定秀夫監督は、ピンク映画やオリジナルビデオで助監督を務め、2003年『味見したい人妻たち』で映画監督デビューその後もピンク映画のみならず、多彩な作品を送り出している監督です。

・小野莉奈は、小学生の頃から女優に憧れ、オーディションに合格し、事務所に所属し、2017年『セシルのもくろみ』のスピンオフドラマ『セシルボーイズ』で女優デビューをしています。その後、2018年『アンナとアンリの影送り』で初主演をしています。

・浅草九劇での「アルプススタンドのはしの方」の舞台でも主演をしており、本作では、実写映画として出演しています。

・平井亜門は、2017年にsmartモデルオーディションでグランプリを受賞しています。映画初出演は、2017年「PとJK」で、その後、「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」「左様なら」など、に出演しています。テレビドラマや舞台でも活躍しており、ミュージシャンとしても活動する多彩な俳優です。

・原作は、兵庫県立東播磨高等学校演劇部の顧問教諭を務めた籔博晶による高校演劇の戯曲となります。

・物語は、母校の応援に来た生徒がアルプススタンドのはじで野球の応援をしながらも、そこで描かれる会話劇のような展開で進むストーリーです。

・野球のルールを知らない2人が描かれますが、それはそれで、野球が主題のようで、そうではない物語でもあります。

・グラウンド整理のために観客が一旦捌けますが、それも何故起こっているのかが、安田と田宮にはわからないところがあります。そこも、説明がされますが、そもそも、野球が主題の物語ではないところが印象付けられます。

・「お~いお茶」について、そこそこ触れられますが、提供がらみなのかどうかはわかりません。

・「人生は送りバントなんだよ」

・群像劇のように様々なキャラクターが登場し、それぞれの立場で物語が描かれます。そのため、安田と田宮が主人公になりますが、実際にはその周辺の人物も含めた世界観を描いた内容となります。

・特に、矢野については観てもらえればわかるキャラクターであり、この人物がいることで、群像劇の中心にいながらも、決して物語を進めるポジションにはいないことになります。

・「諦めた人」と「諦めない人」を描いているところもあり、スクールカーストを描いているようでもありますが、結局はどちらのスタンスに立つのかで、立場は変わるわけで、ここはかなりのポイントとなります。

・「頑張っているのに、周りで見ている人にしょうがないって言われたら、イヤだと思う。」

・応援の茶道部の先生が、序盤と中盤で声が大幅に変わっているのには、なかなか良い表現でもあります。

・野球のプレイシーンは、まったく出てこないことも本作の魅力であり、こういう演出だからこそ、本作の焦点がブレないような気がします。

・実際、試合のシーンが出ないのにうまく成立してるところは、応援のブラスバンドの存在があるからでもあると思います。

・このBGMでもありながら、応援するというところには、それぞれ表舞台で活躍している人とは違う裏舞台の人にも焦点が当てられているところでもあり、やはり、「諦めた人」と「諦めない人」の立場的な要素があるのかもしれません。

・そういうこともあり、試合の勝敗がどうなるわけでもなく、そのアルプススタンドで行われる会話劇の秀逸さが本作の魅力です。

・終盤、その時間軸が大きく変わるシーンが出てきますが、その変化の仕方がとても良かった気がします。

・75分という小品ではありますが、このコンパクトに纏まった内容ながらも、多くの物語とテーマが詰め込まれている点には演出力と物語の構成の秀逸さのある良作かと思います。

 

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【日本映画】「Fukushima 50〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】若松節朗
【出演】佐藤浩市/渡辺謙/吉岡秀隆/緒形直人/火野正平/平田満/萩原聖人/堀部圭亮/小倉久寛/和田正人/石井正則/三浦誠己/堀井新太/金井勇太/増田修一朗/須田邦裕/皆川猿時/前川泰之/ダニエル・カール/小野了/金山一彦/天野義久/金田明夫/小市慢太郎/伊藤正之/阿南健治/中村ゆり/田口トモロヲ/篠井英介/ダンカン/泉谷しげる/津嘉山正種/段田安則/吉岡里帆/斎藤工/富田靖子/佐野史郎/安田成美/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が起こる。太平洋沿岸に押し寄せた巨大津波により福島第一原発で電源が消失し、そこで起こる復旧作業を描く。

 

 

Fukushima 50

Fukushima 50

  • 若松節朗
  • ドラマ
  • ¥2037

 

 

・若松節朗監督は、テレビドラマの演出家として、1993年「振り返れば奴がいる」1997年「それが答えだ!」2000年「やまとなでしこ」などの作品を手掛け、1994年「COMPLEX BLUE」で映画監督デビューをしています。

・佐藤浩市は、父親が三國連太郎でもあり、子供の頃から撮影所へ行き、役者という世界に触れていたことで、在学中の1980年に「続・続事件」に出演、翌年に「青春の門」で映画デビューして評価されています。その後、映画の脇役をこなしながら着々と評価され、安定した演技で定評があります。

・父親が三国連太郎ということですが、幼少期に父が家出ををしたことで、父子の確執がありましたが、幾度かの共演を経て、良好な関係となりましたが、2013年に他界しており、佐藤浩市は、父親のことを「努力の人」と評しています。

・渡辺謙は、演劇に興味を持ち、演劇集団「円」の劇団員に所属をし、1984年『瀬戸内少年野球団』で映画デビューをしています。その後、『タンポポ』『海と毒薬』にも出演をし、1987年NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で主演を演じています。1989年に急性骨髄性白血病を発症しますが、見事に病を克服し、2003年『ラスト サムライ』ではハリウッド映画にも出演しています。日本のみならず、海外の映画にも多く出演をする幅広く活躍する俳優です。

・新作の日本映画の中では初めてドルビービジョン、ドルビーアトモスを用いた制作作業を日本国内で完結した。

・劇中に登場する電力会社の名前は東都電力に変えられており、東京電力は製作において一切無関係であり協力関係はありません。

・本作には在日米軍が撮影に協力しているが、これは日本の映画史上初の試みとなっています。

・物語は、2011年に発生した東日本大震災により電源を消失してしまった福島第一原発で、メルトダウンを防ぐために復旧作業をする作業員を描いたストーリーです。

・序盤は、東日本大震災の発生が描かれ、その甚大な被害と災厄が描かれます。

・CGを使った映像となっており、実録の映像は使われていません。

・2011年の災害当時は、各地の映像が報道機関で使用されましたが、未曾有の災害に映像を観るだけで気分を害してしまうエア被災まで起こるようになっていました。

・そこために、本作では過去の災厄を描いていますが、当時の実際の映像は使わなかったのだと思われます。

・そのために、実話を元に制作されていながらも、ドキュメンタリーではなく、フィクションとして制作しているスタンスがあります。

・まず、非常電源が動かなくなるというところが起こり、そのために、日本政府の指示と現場の判断の乖離が起こり始め、現場で必死に対策をしようとしている苦労がよくわかります。

・題名の「Fukushima 50」とはその発電所で働く作業員を指しており、その人たちの努力があって最悪のシナリオから脱したことを描いています。

・原作は、門田隆将著のノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』となっており、映画化するにあたり実名を省いた設定が使われています。

・若干偏向的な表現は含まれますが、映画でもあり、絶望だけを描くわけにはいかないので、しっかりと希望が残るような描き方がされています。

・現場の迅速な判断と危険を冒してまでの行動は、放射能の恐ろしさを前にして努力をしたことを美談として描いています。

・真実はすべて現場にいた人たちのみが知りうることですが、憶測や妄想で判断するよりかは、一つの視点として明確に映像化されたことには、多くの人に観てもらい一つの判断とした方が良いのかもしれません。

・物語の展開は、テンポも良くダレ場もなくまとまっています。

・実際には発生した事故は人災でもあり、想定していたことをはるかに超える災害だったことと、その災害に対しての保全策が有識者の元に動いていなかったことには失望するところでもあります。

・ですので、本作の結末についてはモヤモヤするところも多く、途中からテーマが変わってきた感じもします。

・引き継ぐものがいなくなれば、困る。という点もあり、若者には無茶なベントや作業員は避けたところはありますが、実際には創作でもあるのでよくわかりません。

・未だに解決されていない事故ではありますが、最も最悪なシナリオにはならなかったところには、感謝するしかないです。

・個人的にはヘリコプターで水をかけたり、海水を冷却水に使うことで、不純物が問題となる可能性あるなどの描写もあり、結局アンダーコントロールできていなかった点は、この施設に関わった人々の浅はかな点があるとは思います。

・根深い問題を多く抱えた事柄ではありますが、一つの物語として描いたことに意味はあったのかと思います。

 

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Fukushima 50

Fukushima 50

  • 発売日: 2020/04/18
  • メディア: Prime Video
 

 

 

Fukushima 50 DVD通常版

Fukushima 50 DVD通常版

  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: DVD
 

 

 

「Fukushima50」独占特別映像

「Fukushima50」独占特別映像

  • メディア: Prime Video
 

 

 

福島:原発物語 (字幕版)

福島:原発物語 (字幕版)

  • 発売日: 2018/11/05
  • メディア: Prime Video
 

 

 

Fukushima 50 Blu-ray豪華版(特典DVD付)

Fukushima 50 Blu-ray豪華版(特典DVD付)

  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Blu-ray
 

 

【洋画】「ライリー・ノース -復讐の女神- 〔2019〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】ピエール・モレル
【出演】ジェニファー・ガーナー/ジョン・オーティス/ジョン・ギャラガー・Jr/フアン・パブロ・ラバ/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 ライリー・ノースは、家族三人で幸せな生活をしていましたが、ある日麻薬組織の犯行により、家族を失ってしまう。5年後、ライリー・ノースは復讐のためにロサンゼルスの街に戻ってくる。そこで、警察やメディアを巻き込んだ戦いになる。

 

 

ライリー・ノース ―復讐の女神― (字幕/吹替)

ライリー・ノース ―復讐の女神― (字幕/吹替)

  • Pierre Morel
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥2037

 

 

・ピエール・モレル監督は、フランスの映画監督で、2002年「トランスポーター」で撮影監督として関わり、その後も、リュック・ベッソン監督映画で関わっています。2004年「アルティメット」で映画監督デビューをし、2008年「96時間」では、リーアム・ニーソンを主演とし、新たなアクション映画を作り出しています。

・ジェニファー・ガーナーは、1997年「Mr.マグー」で映画初出演をし、J・J・エイブラムスが手がける2001年『エイリアス』のテレビドラマで抜擢され、注目されます。その後、2003年『デアデビル』で人気となり、続編の2005年「エレクトラ」も評判となっています。

・物語は、とある事件で家族を失った女性がその復讐を果たしていくストーリーです。

・序盤から、傷だらけになりながら、車で自ら治療する主人公が描かれます。

・そこから5年前の事件が描かれ、なぜ、家族が殺されてしまったのかが描かれます。

・その事件自体は、よくよく考えると旦那自体に問題がある理由であり、まあ仕方ないよなぁとは思います。

・リュック・ベッソン監督の製作でもあり、大味なアクションと言うイメージはついて回りますが、それはそれで、ベッソン節とも言えます。

・なかなか残酷な要素もありますが、よくよく思うと、その復讐の要素には女性ひとりの力ではちょっと無理っぽいところもありますが、そこも大味なところがあります。

・汚職警官や麻薬組織など、四面楚歌な状況で戦っていくところは、さすがに状況が追い詰められながらの戦いでもあり、面白みはあります。

・問題なのは、家族を失ってしまった主人公の打ち込むところが、復讐となっているところであり、それでは、復讐を成し遂げたあとに、彼女には何が残るのかというところは、疑問点が残ります。

・映画なので、そこまで、深く考える必要はないのですが、やはり、モヤモヤする要素は、そういう現実感なのかもしれません。

・終盤では、伏線もしっかり回収していますが、続編を匂わす要素もあり、これも、あわよくばシリーズ化を目論んでいるようなところもあります。

・あまり深く考えずに見たほうが面白い作品でもあり、「96時間」を作った制作陣のスピンオフと考えても良いのかもしれません。

 

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ライリー・ノース-復讐の女神―(字幕版)

ライリー・ノース-復讐の女神―(字幕版)

  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ライリー・ノース 復讐の女神[Blu-ray]

ライリー・ノース 復讐の女神[Blu-ray]

  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

ライリー・ノース-復讐の女神―(吹替版)

ライリー・ノース-復讐の女神―(吹替版)

  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ライリー・ノース 復讐の女神[DVD]

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  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: DVD
 

 

 

96時間 (字幕版)

96時間 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video