【監督】ドゥニ・ヴィルヌーヴ
【出演】エイミー・アダムス/ジェレミー・レナー/フォレスト・ウィテカー/マイケル・スタールバーグ
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】謎の楕円球型宇宙船が世界各国に現れるところから物語は始まります。言語学者のルイーズと物理学者のイアン、そして米軍のウェバーが調査をはじめます。宇宙船の内部の生命体とコンタクトをし、「ヘプタポッド」と呼ばれる生命体の描く文字の解読を行います。そして飛来した宇宙船との奇妙なコミュニケーションがはじまります。
・未知との遭遇のような、SF映画であり、ヘプタポッドの描く墨のような奇妙な模様に意思が込められていることを解読します。
・言語学者の主人公をも悩ませるその言語の解読が面白いところで、文字表現の常識から飛躍した言葉を理解していく展開に非常に興味深い展開となっています。
・ヘプタポッド自体もまさしく未知の生命体という印象を与えていて、恐怖感もありながらも、地球外生命体の常識を崩すような登場をしています。
・その前に、宇宙船自体も今までのSF映画とは異なる設定であり、SF映画に新しいイメージを作ることに成功しているように思います。
・宇宙船下部から内部に入るといきなり重力の方向が変わってしまうなど、細かい点で常識を覆します。
・こういう細かい点でポイントが高い映画です。
・コミュニケーションがどれほど大事かということを考えさせる映画で、ヘプタポッドとのコミュニケーションを主題としながらも、家族や世界とのコミュニケーションにもつながる物語。
・実際に地球外生命体が現れたとして、今の人類にできることは何なのか。異文化とのコミュニケーションはそれほどまでに難しく、これまであったSF映画とは一線を画すことは間違いないです。
・最終的に主人公の判断には、強い意志があったわけですが、自身に置き換えた時に、平常心で居られるかはわかりません。
・要所に仕組まれた伏線が見事に収束していく展開にも、卓越した演出がキーとなっているのだと思われ、新しいSF映画として傑作だと思います。
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