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【洋画】「カポネ〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】ジョシュ・トランク
【出演】トム・ハーディ/リンダ・カーデリーニ/ジャック・ロウデン/カイル・マクラクランマット・ディロン
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】1940年代、主人公 アル・カポネは、過去に禁酒法時代のシカゴで酒の密造と販売を行い、「暗黒街の顔役」とまでいわれていましたが、長い服役を経て出所をし、余生を過ごしていく伝記作品です。

 

 

 

 

ジョシュ・トランク監督は、2011年『クロニクル』を監督し、製作費1200万ドルで興行収益1億2500万ドルを売り上げています。北米興行収入ランキングで1位を獲得した史上最年少の監督として有名となり、映画やドラマと幅広い作品を手掛けている監督です。

トム・ハーディは、2001年『ブラックホーク・ダウン』でハリウッド映画デビューをし、その後、2012年『ダークナイト ライジング』で悪役ベインを演じ、2015年『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、主役のマックスを演じ、着実にキャリアを積み上げている俳優です。

・物語は、シカゴの禁酒法時代に有名となったアル・カポネの晩年を描いたストーリーです。

・序盤からアル・カポネが服役後にひっそりと暮らし、邸宅に集まった子供と遊ぶ様が描かれます。

・莫大な富はあるものの、梅毒に侵され、幻覚やフラッシュバックもあり、あまりまともな人とは思えないような晩年が描かれます。

アル・カポネの晩年を観たいかどうかという店よりも、監督の冴え渡る演出が気になるところではあり、アル・カポネ自体の自伝的要素は、さほど面白いというわけではありません。

・そもそも、禁酒法時代のシカゴも日本人には馴染みは薄く、1987年「アンタッチャブル」でアクションを絡めたブライアン・デ・パルマ監督の名作はありますが、本作では、アル・カポネを描いた作品なので、その周辺の人物の挙動を含めたドラマとなっています。

カイル・マクラクランが出てきますが、やはりこの人は、ツイン・ピークスのクーパー捜査官の印象が強いので、もう、クーパー捜査官にしか見えません。

ジョシュ・トランク監督の「クロニクル」は低予算でとてもすぐれた作品でしたが、その後、制作スタジオとのトラブル等で、なかなか作品に恵まれなかったために、本作では、そのセンスを期待したいところではあります。

・幻想と現実の入り交じる展開ではあり、苦悩するカポネの感じていることはよくわかります。

・過去におこなってきたことが幻想として描かれ、そのことを振り返ることで、懺悔とするような点にも思えますが、終盤では、やはり異なる展開へと進んでいくので、このあたりは溜め込んできたものの吐き出しというようにも思います。

・現実と夢の間で描かれる作品ではあるので、本作の終盤がどちらになっているのかは観てもらうほうがよいです。

・「クロニクル」ほどの、冴えた演出は薄いですが、そもそも伝記的な作品ともなるので、アル・カポネに興味が持てない場合は、おすすめはしないです。

ジョシュ・トランク監督には、次回は、オリジナルの物語で、気の利いた演出の作品を手掛けてくれることを期待します。

 

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