ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

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【日本映画】「味園ユニバース〔2015〕」ってなんだ?

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【監督】山下敦弘
【出演】渋谷すばる二階堂ふみ
【個人的評価】★★★★☆
 
【あらすじ】大阪千日前にある味園ビルのユニバースが舞台の映画。2014年夏、主人公が当然乱入し、「古い日記」を歌う。その歌唱力に興味を持ったカスミは、その記憶喪失の男を「ポチ男」と名ずけ自宅で住まわせる。しかし、「ポチ男」の過去には秘密があった。
 

 

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山下敦弘監督は、学生時代から自主制作映画を撮影しており、1999年「どんてん生活」で長編映画監督デビューをし、その後、2005年「リンダリンダリンダ」での新境地で評価され、その後も、ドキュメンタリータッチの作風などで評判のある監督です。
 
渋谷すばるは、本作品で圧倒な演技力と存在感でさまざまな賞を受賞しています。
 
二階堂ふみは、子供の頃より映画俳優に憧れ、12歳でグラビアデビューをし、雑誌「ニコラ」のモデルとして活躍後、2007年「受験の神様」でテレビドラマデビューをしています。その後、2009年『ガマの油』で映画デビューをし、様々な映画賞で評価されつつも、「グルメチキンレースゴチになります!」のレギュラーを2年務める等、多彩な活動をしています。
 
・主人公は、関ジャニ∞を超えてジャニーズ随一で圧倒的歌唱力を持つ渋谷すばる
 
・物語は、記憶喪失の男とその魅力に心動かされる女の話。
 
・特に序盤での「古い日記」のアカペラには、ふっと注目せざるをえないほどの、印象を残す。
 
・記憶喪失の裏には想像にたやすく、元ヤクザという設定があり、小柄で喧嘩も強そうではないポチ男と記憶を取り戻した後のポチ男では明らかに人が違う印象に凄みを感じます。
 
・歌の上手いヤクザというのは、どうもピンとこないのですが、映画制作の中心に、「渋谷すばるを歌わせる。」という事のみに執着した映画なのかなぁとも思ってしまいます。
 
・中盤、2人がスイカの種を飛ばしあうシーンがあります。とても印象に残るシーンですが、非常に意味深く解釈しています。
 
・スイカの種飛ばしに子供っぽさを描きつつ、二人の心が近付いていくように見せながらも、微妙にカメラはズームアウトしていきます。これは、二人の心の近づきとは逆に離れていく二人の未来も示しているようで、記憶を取り戻した時の暗示なのかとも受け取れます。
 
・また、二人だけの世界に堕ちていくようにも見え、複雑な関係をサラリと映像描写だけでみせていたようにも思えます。
 
・この辺りの演出が、山下映画の真骨頂であるようにも見えます。
 
・記憶を取り戻した時のポチ男の人が変わったかのような演技がさらに引き立つようにも見えます。
 
・そんな演出をしながらもラストは、苦難を乗り越え、赤犬のライブに参加します。
 
・「しょうもな。」というセリフに全てを締めくくる一言が込められており、個人的にも、「いい意味で」映画の感想は「しょうもな。」という着地点に納得できるのです。決してつまらない映画という意味ではなく、トラブルや困難の全てに「しょうもな。」という意味が込められた魅力的なセリフです。
 
・ラストの「ココロオドレバ」のライブは、まさしくこの映画で最も魅せたかった主題であると思うのです。
 
・最後に一瞬、渋谷すばるの素の笑顔が映されるのがその理由を確信できる巧みすぎる演出です。
 
 
 

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