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【洋画】「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】ジャスティン・カーゼル
【出演】ジョージ・マッケイ/ラッセル・クロウ/ニコラス・ホルト/エッシー・デイヴィス/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 ネッド・ケリーは、アイルランドの移民としてオーストラリアで育ち、家族のために一家を支えていた。生活のために山賊に売り飛ばされたネッドは、義賊として弾圧と戦い始める。

 

 

 

 

・ジャスティン・カーゼル監督は、オーストラリアの監督で、2005年「Blue Tongue」で短編映画で監督デビューし、2011年「スノータウン」で長編映画監督デビューをしています。

・ジョージ・マッケイは、2002年にスカウトされ子役としてデビューをしており、2016年『はじまりへの旅』や2017年『マローボーン家の掟』などで、評価を得て様々な監督よりオファーを受ける俳優です。

・原作は、ピーター・ケアリーの小説『ケリー・ギャングの真実の歴史』です。

・物語は、オーストラリアを舞台に、アイルランド移民の主人公が、義賊として地域の弾圧と戦い始めるストーリーです。

・序盤は、1867年のオーストラリアが舞台で「この物語は事実ではない」ということが表示されます。

・題名から考えるとぜんぜん「トゥルー・ヒストリー」ということと反するわけで、出オチ感を感じます。

・前半は、ネッド家のことが描かれ、そこからハリーに売り飛ばされる展開となります。

・ラッセル・クロウが、ハリーを演じており、なかなか横暴な感じもしますが、なんとなくはまり役な感じもします。

・青年になってから展開が興味深く、徐々に山賊として統率をしていきます。

・過激になっていく行動ですが、終盤は演出がかなり鬼気迫るところがあり、銃弾穴から漏れる光と、その先にいる白覆面の集団には異様な感じがします。

・白装束が暗闇に浮かび上がる見え方は、とても違和感があり、このネッドからみた恐怖感はすごいです。

・母親への愛情と家族の関係は描かれていますが、展開的にはちょっと鬱展開でもあり、万人におすすめはできないかもしれませんが、事実である点も含まれるところでもあり、創作の中にある「トゥルー・ヒストリー」が伝わればよいのかもしれません。

 

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