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【洋画】「レッド・オクトーバーを追え!〔1990〕」ってなんだ?

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【監督】ジョン・マクティアナン
【原作】トム・クランシー
【出演】ショーン・コネリー/アレック・ボールドウィン/サム・ニール/スコット・グレン
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】ソビエト、ムルマンスク沿岸より、とある任務のために、ソ連最新鋭原子力潜水艦レッド・オクトーバーが出港する。艦長のラミウスは、その新型原子力潜水艦とともに亡命を目論んでいた。

 

 

レッド・オクトーバーを追え! (字幕/吹替)

レッド・オクトーバーを追え! (字幕/吹替)

  • ジョン・マクティアナン
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥815

 

 

・ジョン・マクティアナン監督は、音楽学校で音楽を学び、1986年にピアース・ブロスナン主演『ノーマッズ"nomads"』で自ら書き上げた脚本で映画監督としてデビューしています。

・その後、「プレデター」「レッドオクトーバーを追え」「ラストアクションヒーロー」と話題作に関わりますが、2003年以降映画監督作品は制作していません。

・ショーン・コネリーは、イギリス海軍に入隊するも健康上の理由で除隊し、様々な仕事を経て、1954年にテレビや劇団に出演する用になります。1962年『007 ドクター・ノオ』で世界的に有名となり、その後、ジェームズ・ボンド役として人気となります。一時期ボンド役が交代となりますが、再度復帰をし、合計7作品に出演しています。「The name is Bond, James Bond.」というセリフは、ショーン・コネリーが生みの親とも言われています。その他にも数多くの映画出演し、1987年『アンタッチャブル』でアカデミー助演男優賞を受賞しています。2006年に俳優業を引退しています。

・物語は、ソビエトのタイフーン級原子力潜水艦レッド・オクトーバーを舞台に、アメリカへの亡命と、CIAのエージェント ジャック・ライアンの活躍を描いたストーリーです。

・レッド・オクトーバーの艦名は、1917年にロシアで起こったクーデター「十月革命」にちなんでいます。

・トンネル式無音航行システム「キャタピラー・ドライブ」を装備しているので、ほぼ無音での高校ができるとのことです。

・ジャック・ライアンは本作のヒットにより、その後「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」「エージェント:ライアン」「ウィズアウト・リモース(原題) 」と続編映画があります。原作小説では、他にも作品があります。

・本作の面白いところは潜水艦映画ということでもあり、基本的に潜水艦映画にはハズレが少ないというところがあります。

・ハズレが少ない理由は、限定された空間でのリアリティと物語を描くにあたり、余計な要素を描きにくいところがあるためかと思われます。

・音との戦いでもあり、ソナー士の耳の良さで命運が決まってくるという緊迫感を醸し出しているところもあります。

・その緊迫感のある中に、新造潜水艦が無音航行のできるキャタピラーが搭載されていることが判明してきます。

・当然、無音航行できるので、追跡ができないこととなり、レッドオクトーバーの航海の真意を捜査することも同時に描かれます。

・その追跡と真意をアメリカのCIA調査員ジャック・ライアンが行っていきます。

・ロシア本国とアメリカの両方から追跡され、ラミウス艦長とレッドオクトーバーの行動に物語の緊迫感が増していきます。

・戦争か亡命か?はたまた、さらに別の目的かと、錯綜する中で真実に結びついていく流れはとても秀逸です。

・当然、無音航行ながら、その秘密をアメリカのソナー員が推測し追跡を行うところは、とても面白いところになります。

・何度か魚雷との対策も描かれますが、魚雷を発射すれば自らの位置を知らせることとなり、派手な戦争ではなく、一触即発の緊張感で戦いが描かれるところも秀逸です。

・魚雷が接近するシーンで、接近距離を音で表現をしており、徐々に短くなってくる緊迫感は、魚雷自体を描かずにその緊張感を表現しており、見どころにもなります。

・ラミウス艦長を演じるショーン・コネリーのどっしりとした風格も良く、有能な艦長として展開をさらに面白くさせています。

・潜水艦の中での物語が多く、限定的な状況とそれを取り巻く各国の諜報合戦が本作の魅力です。

・終盤にちょっとした戦闘もあり、残り少ない船員が見事に打ち勝っていくところは、それまでの緊迫感を一気に放出するメリハリも良いです。

・しっかりとした物語と説明で、ハズレの少ない潜水艦映画をさらに確固たるところとした作品でもあります。

 

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