ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

様々な作品・商品をカジョウ書き(箇条書き)にて紹介します。

【日本映画】「先生、私の隣に座っていただけませんか?〔2021〕」を観ての感想・レビュー



【監督】堀江貴大
【出演】黒木華/柄本佑/金子大地/奈緒/風吹ジュン/
【個人的評価】★★★★☆

【あらすじ】佐和子と俊夫はともに漫画家として活動している夫婦。漫画の編集担当の千佳と俊夫は不倫関係にあり、ある日、佐和子の作品で、似たような不倫関係を描いた作品を描き出す。佐和子は、自動車教習所に通い出し、そこの教官と不倫関係となる。そして、漫画にもその関係が描き出されはじめる。

 

 

 

 

・堀江貴大監督は、学生時代の修了制作として、2015年『いたくても いたくても』で評価されます。その後、2016年短編映画『はなくじらちち』を制作し、2017年『ANIMAを撃て!』で長編映画監督デビューをしています。

・黒木華は、演劇を学び、NODA・MAP公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして初舞台に立ってデビュー後、映画にも出演するようになり、第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、日本人女優では史上四人目となります。

・柄本佑は、父親が柄本明でもあり、高校在学中に応募したオーディションに合格し、俳優活動を開始します。2003年「美しい夏キリシマ」で映画初出演にして初主演となり、数々の作品に出演しています。2018年『きみの鳥はうたえる』が評価され、第92回キネマ旬報ベスト・テンと第73回毎日映画コンクールで主演男優賞を受賞しています。

・奈緒は、高校1年のときに地元福岡でスカウトされ、芸能活動を開始しています。2013年にテレビドラマに初出演し、2016年『雨女』で映画初出演をしています。2017年までは、本田なおで活動をしていましたが、姓名判断より本名の「奈緒」と芸名を変更して以来、仕事が増えたとのことです。2019年『のの湯』では、テレビドラマ初主演を努めています。尊敬する女優は田中裕子。

・本作は、「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ受賞作品の映画化です。

・物語は、夫婦揃って漫画家の2人が、ある作品で不倫関係となる作品を発表するが、実際にこの夫婦に起こっている不倫関係と類似した作品となっていたことで、夫がその状況に戸惑うストーリーです。

・序盤は、佐和子と俊夫の夫婦関係が描かれ、夫はスランプ状態であることがわかります。

・そんなさなかに、妻の母が事故に逢い、実家に向かいます。

・山梨の義母の実家でしばらく暮らし始めるが、妻が自動車教習所に通い、漫画の編集担当は、実家に訪れるようになります。

・いわゆる夫婦がお互いに不倫をしている状況となりますが、夫の視点で物語が描かれ、夫の不倫がバレているのかそうでないのかで、妻の様子を伺いながら日々を過ごします。

・妻 佐和子の感情と視点はあまり詳しく描かないようにされているので、この点が何となくホラー感を感じます。

・黒木華が、そのあたりをやんわりとそつなく演じているところもあり、掴みどころのないところがかえって底知れないなにかを秘めている感じがあり、面白いです。

・「もう遅いよ、俊夫くん、キライだ」

・おたがいに不倫をしていながらも、その行動がすべて漫画にえがかれていくところに、現実なのか創作なのかわからないところがあり、この境界線のあいまいなところが本作の魅力です。

・「これボツだねぇ〜」

・「私の隣に座っていただけませんか?」

・「2人で漫画描いてる〜」

・佐和子と俊夫の関係性が本作のキーとなりますが、佐和子の感情はほぼ描かれないので、その点が面白いところになります。

・「うそぉん」

・シリアスな展開のように見えながらも、柄本佑の自身がありそうで、まったくないこのうろたえさ加減が好演となっており、絶妙の映画の空気感となっているように思えます。

・黒木華の雰囲気もいつもとは違う「何を考えているのかわからない」というところが、これまた良いところです。

 

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先生、私の隣に座っていただけませんか? [Blu-ray]

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  • 黒木華, 柄本佑, 金子大地, 奈緒, 風吹ジュン
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先生、私の隣に座っていただけませんか? [DVD]

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【日本映画】「そして、バトンは渡された〔2021〕」を観ての感想・レビュー



【監督】前田哲
【原作】瀬尾まいこ
【出演】永野芽郁/田中圭/岡田健史/稲垣来泉/朝比奈彩/安藤裕子/戸田菜穂/木野花/石原さとみ/大森南朋/市村正親/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 優子は親の都合で、名字が4回も変わった女性。彼女は義理の父 森宮さんと2人で暮らしていた。また、夫を何度も変えながら生活している梨花は、ある日娘を残して消えてしまう。

 

 

そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された

  • 前田哲
  • ドラマ
  • ¥2037

 

 

・前田哲監督は、フリーの助監督として多数の作品に参加、1998年オムニバス映画『ポッキー坂恋物語』で監督デビューしています。

・永野芽郁は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインを演じており、今後の活躍に期待できます。なお、好きなお笑い芸人は「なかやまきんに君」だそうです。

・田中圭は、役者を志し、「トリビアの泉」の確認VTRの出演を経て、2008年『凍える鏡』で初の主演を務め、TV番組等で活躍している俳優です。

・岡田健史は、小学生から野球をしていたときに事務所にスカウトされるが、高校の野球部を引退後に、芸能事務所に所属し、2018年『中学聖日記』で俳優デビューをしています。

・第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこのベストセラー小説が原作です。

・物語は、父親の都合で名字を変えながら、義理の父と生活する女性と、旦那を何度も変えながら生活する女性の関係描いたストーリーです。

・序盤から、2つの家族の生活が描かれていきます。

・なんとなく察しがつくようなつかないような展開で、ミスリードを誘うような構成ですが、中盤で、大体のことは理解できるようになってきます。

・永野芽郁の演技も、田中圭、石原さとみの演技もいずれも、TVドラマ風ではあり、そういう点から、映画というよりもTVドラマと言う視点で観れば、何ら問題のない作品となっています。

・「時計の針は戻せないんだよ」

・中盤では、大筋がわかるようになってきますが、このミスリード感からくる設定と主人公中心の視点で描かれていることで、周囲のキャラクターの感情は全く無視されたところになっています。

・この点はちょっとモヤモヤします。

・終盤、脚本くさい言葉の連発で、非常にクサイところがありますが、こういう作品です。だから良いんです。

・最後のセリフから本作の主役はとてもわかりやすくなっており、このわかりやすさで本作は成立しています。

・いろいろと突っ込みどころの多い作品ですが、ある意味、力技で畳み込むところで、細部がボケているところも、そういう視点にすることで、感動へ誘導するような仕組みとなっています。

・サクッと観ることをおすすめする作品です。

 

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【日本映画】「マニアック・ドライバー〔2022〕」を観ての感想・レビュー



【監督】光武蔵人
【出演】木村知貴/古川いおり/佐山愛/卯水咲流/きみと歩実/園部貴一/近藤善揮/木村圭作/川瀬陽太/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 フジナガはタクシードライバーをしている男性。とある出来事で絶望してしまっているフジナガは、最高の生贄を探し、その女性を殺して、自分も世界から消えようと考える。

 

 

マニアック・ドライバー

マニアック・ドライバー

  • 光武蔵人
  • ドラマ
  • ¥2037

 

 

・光武蔵人監督は、スピルバーグ監督の『激突!』に感銘を受け映画監督を目指し、アメリカで映画の勉強をします。その後、アメリカで活動をし、2004年「モンスターズ」で映画監督デビューをしています。アメリカでの活動を基盤としながら、俳優や監督業をしている監督です。

・木村知貴は、2008年『都会の夢』で映画デビューをし、テレビや映画、CMなどで活躍している俳優です。出演している作品も多く、意外と他の作品で観ている印象のある俳優です。

・物語は、とある出来事で絶望してしまったタクシードライバーが、最高の生贄の女性を殺し、自分自身も世界から消えてしまおうとするストーリーです。

・序盤から、シャワールームでシャワーを浴びる女性が何者かに刺殺されるシーンから始まります。

・その後、「令夢タクシー」の運転手が登場し、そこで序盤のシーンとつながりのある犯人であることがわかります。

・多少演出がモヤモヤしますが、女性が走って逃げるのにその格好はないよなぁと思うのですが、その殺人をしようとする経緯の末路は多少コント感はあります。

・「人間は結構頑丈にできている」

・主人公のタクシードライバーの独白でストーリーが説明されつつの展開ではあり、行動は理解できるのですが、その感情の行きどころはやはり理解はできません。

・バイオレンス的な作品なので、当然感情移入をする作品とはちょっと異なるのですが、エログロ要素も取り入れた展開には、感情移入の前に、なんとなく怖いもの観たさ的な感じがします。

・音楽がメタル風の曲が多く、退廃感を感じるところもあり、最後のメッセージもそういう印象があります。

・なお、最後のシーンで、「妙に下の歯のはずが多いなぁ」と思いましたが、気のせいだと思っています。

・全体的な展開には難解さはないのですが、どこか突き抜けている感があり、この作品の野心を感じるのが良い作品です。

 

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【日本映画】「ひかりのたび〔2017〕」を観ての感想・レビュー



【監督】澤田サンダー
【出演】志田彩良/高川裕也/瑛蓮/杉山ひこひこ/萩原利久/山田真歩/浜田晃/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 奈々は、父親の仕事の関係で、転校を続ける女子高生。父親は地方都市で不動産業を営んでいたが・・・。

 

 

 

 

・澤田サンダー監督は、20歳ごろから脚本を書き始め、2010年に34歳で東京芸術大学大学院に入学し、映画の勉強をします。2011年「惑星のささやき」で映画監督デビューをしており、様々な評価を得ます。2017年「ひかりのたび」で商業映画監督デビューをしています。

・志田彩良は、小学生のときにスカウトされ、2013年より『ピチレモン』で専属モデルとして活躍します。2014年短編映画「サルビア」で女優デビューをし、2017年「ひかりのたび」で長編映画デビューをしています。テレビドラマや映画とさまざまなジャンルで活躍する女優です。

・物語は、父親の仕事で転々としている父娘の関係とその暮らしを描いたストーリーです。

・本作は、全編モノクロームで描かれておりながら、その明暗の感じが繊細を表現しており、モノクロながらも美しさのある印象です。

・父と娘の関係を描いた作品でもありますが、父親の仕事はあまり娘は知らないということで、この父娘の関係にストーリーのポイントがあります。

・志田彩良が純粋な高校生として演じている点は、年齢と一致していた時期だからこそ、自然さがあるような気もします。

・淡々としたストーリー展開でもあり、地味な内容ではありますが、志田彩良を観るには良い作品かと思います。

・話が進むにつれて、その関連性が明確になってくるので、この展開を掴みきれるかどうかが本作のポイントです。

・まずは、志田彩良の魅力で本作を観るという入り方でもなんの問題もないかとおもいます。

 

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【日本映画】「Arc アーク〔2021〕」を観ての感想・レビュー



【監督】石川慶
【出演】芳根京子/寺島しのぶ/岡田将生/清水くるみ/井之脇海/中川翼/中村ゆり/倍賞千恵子/風吹ジュン/小林薫/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】そう遠くない近未来の世界。主人公 リナは放浪生活の末、エマと出会う。最愛の人を亡くした人のために遺体を保存する技術「ボディワークス」という仕事に就く。エマの弟の天音は、不老不死の研究を実らせ、リナと天音は不老不死となり永遠の命を得る。

 

 

Arc アーク

Arc アーク

  • Kei Ishikawa
  • 日本映画
  • ¥2037

 

 

・石川慶監督は、大学では物理を学んだあと、映画監督を目指し、ポーランドに留学をし、演出を学んでいます。帰国後は、ドキュメンタリーやCMを制作し、2017年『愚行録』で長編映画デビューをしています。

・芳根京子は、2013年『ラスト♡シンデレラ』で女優デビューをし、2014年「物置のピアノ」で映画初出演にして初主演しています。

・寺島しのぶは、2000年『シベリア超特急2』で映画デビューをしています。父が七代目尾上菊五郎、母が富司純子、弟に五代目尾上菊之助がいます。2003年『赤目四十八瀧心中未遂』『ヴァイブレータ』で注目がされ、各映画賞を受賞しています。『Tokyo Tower』『愛の流刑地』『キャタピラー』など、数多くの話題作に出演し、印象ある演技で存在感のある女優です。

・岡田将生は、中学2年のときに原宿でスカウトされ、一旦は断るも、のちに芸能事務所に所属し、デビューしています。その後、2007年「アヒルと鴨のコインロッカー」で映画デビューをし、着々とキャリアを重ねています。2014年には、蜷川幸雄演出による舞台にも出演し、幅広い活動をしています。

・原作は、SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」となっています。

・物語は、近未来の世界で、主人公が「ボディワークス」という仕事をし、そこで出会った科学者とともに、不老不死となっていくストーリーです。

・序盤は、リナが放浪の末に大手化粧品会で「ボディワークス」という仕事に就きます。

・近未来の設定でもあり、多少専門的な造語が出てきますが、理解できなくても、なんとかなります。

・多くは、死生観を描いているところであり、「ボディワークス」という不思議な技術が妙に特長的です。

・前半は主に、「ボディワークス」のなんたるかと、不老不死についての考えや理想が描かれます。

・後半が一転して、限りある生命について、考えてしまうところがあります。

・不老不死になる前不老不死となったあとでは、演出が異なり、不老不死の状態はモノクロームの映像で描かれます。

・多分これには意図的なところがあり、不老不死であることの退廃感を非常に感じます。

・「君はもう、何も急がなくていい、時間ならいくらでもある」

・不老不死となった状態で、娘が登場した時点で、不老不死にはかなり異様さを感じてしまうところがあります。

・映画の内容とは違う一般論になりますが、子供としての視点と親の視点を思うと、子供が成長する姿は見たいところもあり、子供は親がいつまでも親でいるわけではないというところも考えられます。

・自分自身で見れば、不老不死という点では夢にも思うところではありますが、自分自身の親、子、孫ということを考えると、その流れに乗るべきところは思います。

・「足音よ」

・経験によりひとが感じる時間の長さが変わってくると言われており、10代の時間の流れと、60代の時間の流れは感覚的に変わってしまうところはあります。

・そんな概念的なところが多く込められた作品ですが、もうちょっとメリハリがあっても良かった気もします。

・プラスティネーションは、独特な世界観を象徴する印象がありましたが、かと言って、作品全体でのメッセージ性とはちょっとズレてしまうところはあります。

・近未来感のある作品ですが、生命ということの概念をちょっと考えてしまう作品ではあります。

 

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Arc アーク

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Arc アーク (特装限定版) [Blu-ray]

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【日本映画】「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル〔2021〕」を観ての感想・レビュー



【監督】河合勇人
【原作】赤坂アカ
【出演】平野紫耀/橋本環奈/佐野勇斗/浅川梨奈/堀田真由/影山優佳/福原遥/板橋駿谷/高橋文哉/池間夏海/ゆうたろう/髙嶋政宏/佐藤二朗/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公は、私立秀知院学園の生徒会長の白銀御幸と副会長の四宮かぐや。「第68期生徒会選挙」で引き続き、生徒会を務めているが、この2人は互いに惹かれ合いながらも、「自分から告白したほうが負けである」ということから、駆け引きをしていた。

 

 

 

 

・河合勇人監督は、相米慎二、堤幸彦、本広克行、黒木和雄、崔洋一などの監督の助監督として映画を学び、2008年『花影』で長編映画監督デビューをしています。テレビや映画の演出を数多く携わっています。

・平野紫耀(ひらのしょう)は、ジャニーズ事務所 King&Princeメンバーであり、それ以前からもジャニーズJrとしての活動の中、役者や俳優として活動をしています。2020年1月には中島健人と新プロジェクトを企画しています。

・橋本環奈は、2009年にダンス&ボーカルユニットの「DVL」に参加し、その後後継グループ「Rev. from DVL」でのイベント中に奇跡の一枚の写真を撮られ、一躍話題となる。その後、モデルや俳優として話題の人となっています。

・物語は、私立高校による生徒会長と副会長の間で起こる、どちらも譲らないパターンのラブコメディとなっています。

・序盤から、前作の継続のように物語が進んでいきますが、前作を観ていないとちょっと説明が足りないのかもしれません。

・前作から大幅に変わっているわけではなく、むしろ、前作のテイストを踏襲するかのような展開でもあります。

・もともと漫画原作というところでもあり、漫画要素を実写化しているので、コメディ感に関しては、好みが分かれるのかと思います。

・最終的な着地点は見えているので、そこまでに至る経緯を楽しむ作品です。

・人により感想が異なる点がありますが、それは、本作のテイスト自体の問題ではあり、好みが分かれるのも十分にわかります。

・物語の大筋はほぼ着地点が決まったところではあるので、この落とし所を踏まえて楽しむ作品ではあります。

・サクッと観て楽しめる作品ではあります。

 

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【日本映画】「徒桜〔2021〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】畑中晋太郎
【出演】中尾拳也/兒玉遥/永田祟人/岡本尚子/夕帆/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 真理は、同じ予備校に通う一平に恋をする高校生。真理の親友の明も一平に好意を持っているが、その気持を隠しながら、真理を応援する。一平と真理は付き合い始めるが、徐々に一平に変化が起こり始める。

 

 

 

 

・畑中晋太郎監督は、舞台の演出や脚本家として活躍しており、2021年「徒桜」で初監督をしています。釜揚げ牧のうどんの社長は監督の父親です。

・中尾拳也は、2015年ミュージカル「テニスの王子様 3rdシーズン」などで人気となり、その後、多くの舞台に出演しています。2007年「Watch with Me ~卒業写真~」で映画初出演をしています。主に舞台で活躍している俳優です。

・兒玉遥は、2011年にHKT48の1期生オーディションに合格し、その後、HKT48の公演では、いわゆるセンターポジションを務めています。AKB48も兼任していました。2019年にHKT48を卒業し、女優として活躍しています。2016年「9つの窓「Dark Lake」」で映画初出演をしています。

・「徒桜」と書いて、「あだざくら」と読みます。

・本作はもともと畑中晋太郎監督が書き上げた舞台作品ではあります。

・キャッチコピーは、「「今日」という日の、花を摘む。」

・本作のスポンサーとして「釜揚げ牧のうどん」が協力しています。

・主題歌は、「徒桜」kaori・小島ことりとなっており、作詞は、畑中晋太郎監督監督が行っています。

・物語は、主人公の高校生が、同じ予備校の人に恋をして、付き合い始めるも、親友が実は同じ人を好きになっており、夏休み過ぎた頃から、一平と明に変化が起こり始めるストーリーです。

・序盤は、真理の周辺の関係が描かれていきます。

・「ありがと、わたしも好きやったんよ」

・からの〜、チューとはなったのかはちょっとわからないです。

・浩太とアサミが歩きながら会話するシーンがありますが、やたらと、印象的な建物が写りますが、これは、マリノアシティ福岡にあるノートルダムマリノアで、結婚式場です。

・真理と一平のデートは制服デートなんですが、女性側も、制服デートに憧れるようですね。なんとなくわかります。20歳過ぎて制服デートもできないわけですから・・・。

・兒玉遥のキスシーンは、演出の妙でしっかりと描かれていません。というか、そういう演出です。

・「メ〜イちゃ〜ん」

・明らかに、とある有名な「日本の田舎を描いた」アニメ映画のおばあちゃんのセリフなんだと思います。

・中盤以降からちょっと展開が変わってくるところがあり、普通のアオハル的な展開とは異なってきます。

・終盤は重い展開とはなりますが、納得できるオチにもなっており、前半と後半のギャップにはちょっと戸惑います。

・福岡弁を使っているところで、地域密着型な作品の印象が強いですが、地元愛を感じる良作です。

 

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徒桜

徒桜

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