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【アニメ】「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】外崎春雄
【原作】吾峠呼世晴
【声の出演】花江夏樹/鬼頭明里/下野紘/松岡禎丞/日野聡/平川大輔/石田彰/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 竈門炭治郎は、家族を鬼に殺され、妹 禰豆子も鬼となってしまう。妹を人間に戻し、家族を奪った鬼と戦うため、鬼殺隊となる。短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという無限列車に乗り、その事件の解決のため、鬼と戦う。

 

 

 

 

・外崎春雄監督は、1994年「機動武闘伝Gガンダム」の動画を始め多数のアニメ作品のアニメータとして活躍後、2002年『ヴァイスクロイツ グリーエン』よりufotable作品に参加し、2016年『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』でTVアニメの初監督としてデビューしています。2020年『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では長編映画初監督ともなり、初監督にして、日本国内興行収入1位となる400.2億円を記録しています。

・吾峠呼世晴は、24歳の時にダメ元で「週刊少年ジャンプ」に作品を応募し、第70回(2013年4月期)JUMPトレジャー新人漫画賞の佳作を受賞し、その後、『少年ジャンプNEXT!!』で『文殊史郎兄弟』で漫画家デビューをしています。その後、2013年に執筆した『過狩り狩り』をベースとして『鬼殺の流(きさつのながれ)』を制作して2016年に「鬼滅の刃」を発表しています。本作は、2020年に完結をしています。

・2020年の年間興行収入世界第1位であり、日本国内での興行収入は、401.3億円を記録しています。

・物語は、「鬼滅の刃」のアニメ版の1エピソードを映画化しており、40人以上の人が行方不明となってしまう無限列車に乗り込み、鬼と戦っていくストーリーです。

・序盤から、無限列車が登場し、その列車に炭治郎たちが乗り込み、そこで炎柱・煉獄杏寿郎に会い、そこで事件の元凶となる鬼と戦い始めます。

・本作は、原作コミックの7巻54話から8巻69話までの物語で、全編を通じての1エピソードになります。

・鬼滅の刃で闘う相手は、鬼と言う設定で、その鬼たちを統括するのは、鬼舞辻無惨と言う鬼が「原初の鬼」となっており彼がすべての鬼を生み出しています。

・本作を楽しむには、TVアニメ版を観てからの方が理解しやすく、「鬼殺隊の中でも「柱」と言うキャラクターたちの個性や成り立ちも理解ができます。

・ですので、世界設定を知った上で本作を観た方がさらに楽しめます。

・炭治郎たちの仲間や家族である、竈門禰󠄀豆子や我妻善逸、嘴平伊之助との関係性や性格もTVアニメ版でしっかりと描かれています。

・中盤までは、下弦の壱・魘夢との対決であり、その後、上弦の参・猗窩座も登場してきます。

・上弦、下弦とは、鬼の中でも強い能力を持つ十二鬼月と呼ばれる鬼で、今までの鬼とは強さが異なります。

・煉獄杏寿郎とともに列車の乗客を守りながら、鬼と闘うと言う流れであり、めいかいさはあります。

・夢と言う能力で鬼は炭治郎たちを追い詰めますが、夢からの目覚め方はなかなか過酷なことをしています。

・PG12指定というのもよくわかります。

・終盤は、煉獄杏寿郎の活躍とその信念が描かれ、ここで心動かされるファンが多いのかと思います。

・「鬼滅の刃」は、勧善懲悪的な要素があり、主人公一派も実直なキャラクターが多く、素直でまっすぐな考えに共感するのかと思います。

・多少、ギャグやコミカルな要素もあるので、好みが分かれるところはありますが、アニメーション技術は高く、監督の作家性よりも、コミック版をブラッシュアップした制作集団が作り上げた「鬼滅の刃」と考えると良いと思います。

・個人的には、映像は綺麗ではありますが、「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」を超えた完成度かと言われれば、多少疑問ですが、興行収入とは総じて作品の完成度は一致しないものでもあり、一つの流行として考えると良い作品かと思います。

 

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