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【日本映画】「空に住む〔2020〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】青山真治
【出演】多部未華子岸井ゆきの美村里江/岩田剛典/鶴見辰吾岩下尚史/髙橋洋/大森南朋永瀬正敏柄本明
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 直実は、郊外の小さな出版社に勤める女性。両親が急死し叔父夫婦のタワーマンションで暮らし始めるが。

 

 

 

 

青山真治監督は、1995年『教科書にないッ!』で監督デビューをし、1996年「Helpless」で長編映画監督デビューをし、2000年『EUREKA』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞しています。

・本作は、2013年「共喰い」から7年ぶりの監督作品になります。

多部未華子は、ミュージカルに影響を受け、多数のオーディションに応募し、Janne Da Arcの「Rainy 〜愛の調べ〜」のPV出演で女優デビューしています。その後、テレビやドラマで活躍し、好感度の高い女優です。

岸井ゆきのは、TVドラマを皮切りに多数の映像作品に出演し、2018年連続テレビ小説まんぷく』で初主演をしています。

・物語は、小さな出版社に勤める女性が、両親の急死がきっかけで叔父からタワーマンションの一室に住まわせてもらうようになる。そこで、住人や仕事場の人たちとの間で起こる日常を描いたストーリーです。

・序盤から、タワーマンションに住む主人公の生活が描かれ、浮世離れした感じも受けますが、郊外の出版社に勤めてもいて、そこも、ほぼ自宅というような感じもあり、本作の「宙に浮いている感じ」は、題名からも、意図されているところかと思います。

・宙に浮いているということで、物語全体の構成も、夢物語的な要素も感じられ、実は意味不明のように見えるところが、意図的であるような気がします。

・映画として必然性があったのかと言われると、スペシャルドラマでも良かったのかもしれません。

・「あのね、むずかしいことばかり言ってると、幸せ逃げちゃうんだよ」

・このセリフには、ドキッとするところがあり、実は観ている人に対してのメッセージじゃないのかとも思ってしまいます。

・「ここで産む」

・実は淡々として主人公の周りの環境が変化していくなか、主人公だけがあまり変化しないところもあり、疎外感をふと感じてしまうところも、じつは意図的なんじゃないかと勘ぐってしまいます。

・薄く物語が展開しているように見えて、説明されない暗喩がいくつか込められており、真正直に作品を観てはいけないようにも思います。

・そういう点では賛否が別れてしまう作品ではありますが、本質は、主人公にはなく、登場する周囲の人物の言葉に真意があるような作品です。

 

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