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【洋画】「ホテル・ムンバイ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

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【監督】アンソニー・マラス
【出演】デーヴ・パテール/アーミー・ハマー/ナザニン・ボニアディ/ティルダ・コブハム=ハーヴェイ/アヌパム・カー/ジェイソン・アイザックス/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】2008年11月、インドの五つ星ホテル「ホテル・ムンバイ」がテロリストにより占拠される。宿泊客や従業員500人以上が人質となる中、ホテルマンたちは宿泊客を守ろうと立ち向かう。

 

 

ホテル・ムンバイ (字幕版)

ホテル・ムンバイ (字幕版)

  • アンソニー・マラス
  • ドラマ
  • ¥2037

 

 

・アンソニー・マラス監督は、オーストラリアの監督で、2011年短編映画「THE PALACE」で1974年のトルコのキプロス侵攻を描き、評価を得ています。2019年「ホテル・ムンバイ」で長編映画監督デビューをし、トロント国際映画祭でワールドプレミア上映をし、絶賛されています。

・デーヴ・パテールは、2008年『スラムドッグ$ミリオネア』に主演をし、数々の賞を受賞しています。その後、2016年『LION/ライオン ~25年目のただいま~』などでも数々の賞をを受賞しています。

・2008年に発生したムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を描いた実話に基づく作品。

・物語は、テロリストにより、一流ホテルが占拠され、そのことで、ホテルの従業員が宿泊客を守ろうと活躍するストーリーです。

・本作が初監督となるアンソニー・マラス監督の手腕としてはとても丁寧に描かれており、わかりやすさがあります。

・また、いわゆる勧善懲悪のような描かれ方ではなく、テロリスト側にも正義があり、宿泊者側の横柄さもあります。

・まるで創作物語のような展開で序盤は描かれ、サスペンス的な要素もありますが、あくまで実話であり、脚色はあるものの実際にあったことを描いている点では、優れた演出力が成した技だとも言えます。

・現場の緊迫感もあり、とはいえ、宿泊客の勝手な発言もあり、多少イライラ感もあります。

・自分を置き換えて観るときに、どこに感情移入するかによって、作品の見え方が変わるのかもしれませんが、実はテロリスト自体が諸悪というわけでもないところには、監督の何かしらの意図があるようにも思えます。

・123分という時間ではありますが、多少長いような錯覚も感じます。

・作品自体は丁寧な作り方をしている作品ではあるので、じっくりと映画を観たいときに観るのがオススメです。

 

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