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【洋画】「チェリー(2021)」を観ての感想・レビュー

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【監督】アンソニー・ルッソジョー・ルッソ
【出演】トム・ホランド/シアラ・ブラヴォ/ジャック・レイナー/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】主人公 チェリーは、大学を中退し、アメリカ陸軍の衛生兵となる。大学で最愛の恋人 エイミーと出会い、PTSDで軍を退役するが、自分の居場所を見失い、ドラッグや強盗を始めてしまう・・・。

 

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・監督のルッソ兄弟は、アンソニー・ルッソジョー・ルッソの兄弟で、大学で映画製作を始めます。1997年「Pieces」を制作し、スティーブン・ソダーバーグ監督に見いだされ、2002年『ウェルカム・トゥ・コリンウッド』を制作しています。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」を制作し、名実ともに実績ある監督です。

トム・ホランドは、イギリスの俳優で、2015年『マーベル・シネマティック・ユニバース (MCU)』でのスパイダーマン役に抜擢され注目されています。秘密を隠すことが苦手らしく、「アベンジャーズ」でのインタビュー時にネタバレしそうになったことが何度もあったようです。

・物語は、主人公が大学で出会った恋人との長年に渡る日々を描いた作品で、チェリーとエイミーの物語ではありますが、多くがチェリーの視点から描かれています。

・序盤から、主人公が強盗をするシーンで始まっていきます。ですが、この流れは、観終わったあとに、もう一度観たほうが良いかと思います。

・ザックリと3部構成のような展開であり、「チェリーとエイミーの出会い」「軍隊に入隊」「退役後の生活」となっています。

・序盤のエイミーとの出会いは、エイミーが可愛く、魅力的な印象があります。

・チェリー自体も自身の進路に悩みを抱えているところはあり、そこで色々な決断をしていきます。

・登場人物は、この2人に集約するところがほとんどであり、物語を理解しずらいところはほとんどないのですが、主人公自体が多少クズっぽいところがあるので、感情移入がなかなかできないところがあります。

・ですが、この感情移入のできる要素が徐々に変わってくるところがあるので、中盤までは、特に流れを追っていけば良いのかと思います。

・戦場に出向いてから、退役後の生活で、グッと物語の焦点が浮かび上がってくるところがあり、この展開が見事ではあります。

・140分という内容ではあり、普通の映画で考えれば、長時間の作品ではありますが、ルッソ兄弟の手腕で、意外とこの長さだからこそ、伝わってくる意図がかわかります。

・後半の流れから、本作の主軸がくっきりとしてくるところがありますが、明るい作品ではなく、堕ちていく展開があります。

・しっかりと救いのある内容ですが、その流れは、前半の描かれた内容とリンクしてくるところがあり、この伏線の貼り方がなかなか見事なところがあります。

アメリカの抱える銃社会や麻薬の問題を描きながら、PTSDによる問題も描いており、社会派作品になりがちなところを、登場人物の2人の世界に集約していることで、ラブストーリーとして昇華しているようにも思えます。

・残酷な描写もあるので、「18+」指定となりますが、ズッシリと訴えるところと、ラストのトム・ホランドの顔で、しっかりと希望を残した作品となっています。

 

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