ロクカジョウ [映画や商品を紹介]

様々な作品・商品をカジョウ書き(箇条書き)にて紹介します。

【洋画】「スーサイド・スクワッド 〔2016〕」ってなんだ?

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【監督】デヴィッド・エアー
【出演】ウィル・スミス/ジャレッド・レト/マーゴット・ロビー/ヨエル・キナマン/ヴィオラ・デイヴィス/ジェイ・コートニー/ジェイ・ヘルナンデス/アドウェール・アキノエ=アグバエ/アイク・バリンホルツ/スコット・イーストウッド/カーラ・デルヴィーニュ/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】DCコミックに登場するバットマンやスーパーマンに捕らえられた悪役が、減刑と引き換えに政府の要請を受け「スーサイドスクワッド」というチームで戦う。

 

 

スーサイド・スクワッド (字幕/吹替)

スーサイド・スクワッド (字幕/吹替)

  • デヴィット・エアー
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥1528

 

 

・デヴィッド・エアー監督は、17歳でアメリカ海軍に入隊し、潜水艦の乗員として勤務し、この経験をもとに「U-571」での脚本に参加、2005年『バッドタイム』で映画監督デビューしています。その後、様々な話題作を手掛けています。

・ウィル・スミスは、1987年に『Rock The House』でミュージシャンとしてデビューし、グラミー賞最優秀パフォーマンス賞を受賞しています。その後、1997年『メン・イン・ブラック』で主演と楽曲提供を行い、俳優業にも進出しています。2001年「ALI アリ」2006年「幸せのちから」でアカデミー主演男優賞にノミネートもされ、名実ともに評価のある俳優です。

・マーゴット・ロビーは、米国のTVドラマ『PAN AM/パンナム』で話題となり、その後、2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でブレイクをして以降、更に本作では、ハマり役とも言えるところがあります。

・物語は、ハーレイクインやジョーカーなどのDCコミックに登場した悪役が多数登場し、その悪役たちがチー味となり、戦いを始める物語です。

・序盤は登場キャラクターのそれそれの状況が描かれて、バットマンやスーパーマンに捕らえられた者たちが描かれます。

・全員悪役ということではありますが、DCコミックスのヒーローは、思ったほど多くなく、そこで悪役にフィーチャーしたDCコミックス版のアベンジャーズとも言えます。

・ちなみにDCコミックスの由来は「Detective Comics」からの由来とも言われています。

・アメリカのコミック誌としてはマーベルよりも歴史の長いコミック誌でもあります。

・全員悪役ということもあり、各々は凶悪な能力を持ったキャラクターが多いところが特長です。

・特にカリスマ的でもある悪役、ジョーカーも登場しますが、過去バットマンに登場したジョーカーで考えると、多少線の細いジョーカーとも言えます。

・それぞれが欲望で行動するところもあり、まとまりという点ではイマイチではありますが、何度か戦いを繰り返していくことで、意識が生まれてきます。

・特にひょうひょうとしたキャラクターのハーレイクインは、紅一点ということもあり、魅力あるキャラクターでもあります。

・アベンジャーズと比べ、愚連隊的なところがあるのでテクノロジーで圧倒するというよりも、力で押し切るタイプの戦い方が目立ちます。

・そのため、戦い方もメリハリがちょっと弱いところはあります。

・終盤はさすがにチーム感が出てきて敵と闘いますが、やはりモヤモヤするところが出てきます。

・「なかまをいじめるな」

・このハーレイクインのセリフが最たるところで、アクの強かった悪役集団にまとまりが出てきて、仲間思いとなってしまうのが、前半との違いでモヤモヤするところです。

・全体的には、DCコミックスの世界観を保ちつつ更なる展開を見せていますが、DCエクステンデッド・ユニバースの世界観としては多少力不足感があります。

・その後、2017年「ワンダーウーマン」の高評価により、DCコミックス流の新たな路線を見出すこととなります。

・本作も、続く2020年「ハーレイクインの華麗なる覚醒」で、ハーレイクインをメインとした作品が作られています。

・悪役ばかりを集めた作品ということですが、意外と魅力あるキャラクターも多く、サクッと楽しめる作品とも言えます。

 

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スーサイド・スクワッド(吹替版)

スーサイド・スクワッド(吹替版)

  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Prime Video
 

 

 

スーサイド・スクワッド(字幕版)

スーサイド・スクワッド(字幕版)

  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

 

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(吹替版)

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(吹替版)

  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

 

ビデオクリップ: スケッチ Harley Quinn

ビデオクリップ: スケッチ Harley Quinn

  • 発売日: 2018/07/03
  • メディア: Prime Video
 

 

 

アニー・イン・ザ・ターミナル(吹替版)

アニー・イン・ザ・ターミナル(吹替版)

  • 発売日: 2018/12/12
  • メディア: Prime Video
 

 

【洋画】「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 〔2002〕」ってなんだ?

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【監督】ジョージ・ルーカス
【出演】ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン/イアン・マクダーミド/ペルニラ・アウグスト/
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。前作より約10年後の世界で、アナキン・スカイウォーカーは、ジェダイとなっていた。謎の指導者ドゥークー伯爵の指揮のもと、数千もの星系が共和国から脱退し始める。その状況を維持するためにジェダイオーダーが招集される。

 

 

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (吹替版)

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (吹替版)

  • George Lucas
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥2037

 

 

・監督のジョージ・ルーカスは、高校時代に交通事故にあい、このことをきっかけに人生を考え直し、大学で映画製作を行うようになり、『電子的迷宮/THX 1138 4EB』が評価され、ワーナースタジオでの研修中に出会ったフランシス・フォード・コッポラの設立会社の副社長となり、『THX 1138』で監督デビューします。その後、『アメリカン・グラフィティ』がヒットし、『スター・ウォーズ』の制作に取り掛かりますが、『地獄の黙示録』の企画をコッポラに渡す代わりに、『スター・ウォーズ』をコッポラの影響なく制作、『スター・ウォーズ』の監督料を受け取らない代わりに、マーチャンダイジングの権利を獲て、後に全6作で莫大な収益を得ています。

・本作ではほぼルーカスの資産で制作されており、史上最大の制作費が費やされた自主制作映画とも言えます。

・ユアン・マクレガーは、高校のときに俳優を志し、演劇を学び始め、1992年『カラーに口紅』でテレビドラマに主演として出演します。1993年『Being Human』で映画デビューを果たし、その後「シャロウ・グレイブ」「トレインスポッティング」で人気を博し、1999年「スターウォーズ ファントム・メナス」で、若き日のオビ=ワン・ケノービを演じ、確固たる地位を確立します。

・ヘイデン・クリステンセンは、カナダの俳優で、12歳よりテレビドラマに出演、2000年『マウンテン・ウォーズ/ホライズン高校物語』で評価され、スターウォーズで若きアナキン・スカイウォーカーを演じ人気となる。その後も多数の映画に出演し、演技の幅をひろげています。

・物語は、前作から約10年後の世界となっており、子供だったアナキンスカイウォーカーも青年となっています。

・アナキンの成長もそうですが、アミダラ姫の成長も地味に変化しており、エピソード1から同じ俳優が演じていますが、しっかりと10年間の変化をしています。

・大きく分けて、アナキンの物語とオビワンの物語があり、かたやラブロマンスと、かたや帝国軍の勃興を描いています。

・アナキンの物語はラブロマンスも描かれますが、のちにダースベイダーとしてフォースの暗黒面に落ちてしまう運命の布石も描かれています。

・そのため、アナキンの衣装は黒っぽい衣装となっており、衣装から心理状態を描いているところもあります。

・ジェダイの帰還でルークは黒い衣装となっていましたが、コレも暗黒面に引き込まれる危うさの暗喩でもあり、本作でもそのようなところがあります。

・オビワン自体は、白い胴着の衣装は変わらずですが、むしろ主人公としてのイメージも強く、見せ場や強さもしっかりと描かれています。

・行動力と共に頭脳プレイもあり、バランスの取れた人物として非常に好感があります。

・終盤では、クローントルーパーが登場し始め、帝国軍の成り立ちが描かれることで、スターウォーズの前史として、続く作品の理解がより進むようになっています。

・3部作の2作目としてエピソード2とエピソード5の対比できる要素があり、片手が切られたり、自身の暗黒面と対峙したり、暗闇の中で光るライトセーバーの殺陣など、旧作を踏襲しつつも、しっかりと三部作の2作目というところを描き切っています。

・終盤での戦いは、多くのジェダイナイトが登場することで、フォースを司る人たちというところがよくわかります。当然、人間タイプだけとは限らず、この多彩なクリーチャーが登場するところも良いです。

・クローントルーパーが登場する戦闘はCGが多用されていますが、ズーミングを伴う描写がされており、遠近感のある臨場感の高い戦闘が描かれています。

・終盤のヨーダはやはり今まで見たことのないところであり、ヨーダがジェダイマスターとしてなぜ凄いのかがしっかりと理解できます。

・特にヨーダのライトセーバーの扱いは、驚くところでもあり、フォースを操ってライトセーバーを握るだけで、強キャラ感が印象づきます。

・最終的にはエピソード3につながる物語ですが、本作もしっかりと締めくくりがされており、次回作に期待できる展開となっています。

 

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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(字幕版)
 

 

 

 

 

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(吹替版)
 

 

 

 

 

 

 

 

【洋画】「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 〔1999〕」ってなんだ?

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【監督】ジョージ・ルーカス
【出演】リーアム・ニーソン/ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ジェイク・ロイド/イアン・マクダーミド/
【個人的評価】★★★★★

 

【あらすじ】遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。主人公は、幼い頃のアナキン・スカイウォーカー。共和国と通商連合の間での貿易により、両者の関係は悪化していた。通商連合が惑星ナブーに進行を始めたため、特使としてジェダイナイトを2名を惑星ナブーに派遣する。

 

 

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (字幕版)

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス (字幕版)

  • George Lucas
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥2037

 

 

・監督のジョージ・ルーカスは、高校時代に交通事故にあい、このことをきっかけに人生を考え直し、大学で映画製作を行うようになり、『電子的迷宮/THX 1138 4EB』が評価され、ワーナースタジオでの研修中に出会ったフランシス・フォード・コッポラの設立会社の副社長となり、『THX 1138』で監督デビューします。その後、『アメリカン・グラフィティ』がヒットし、『スター・ウォーズ』の制作に取り掛かりますが、『地獄の黙示録』の企画をコッポラに渡す代わりに、『スター・ウォーズ』をコッポラの影響なく制作、『スター・ウォーズ』の監督料を受け取らない代わりに、マーチャンダイジングの権利を獲て、後に全6作で莫大な収益を得ています。

・本作ではほぼルーカスの資産で制作されており、史上最大の制作費が費やされた自主制作映画とも言えます。

・リーアム・ニーソンは、1981年『エクスカリバー』で映画デビューをし、『シンドラーのリスト』では、主演を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。

・ユアン・マクレガーは、高校のときに俳優を志し、演劇を学び始め、1992年『カラーに口紅』でテレビドラマに主演として出演します。1993年『Being Human』で映画デビューを果たし、その後「シャロウ・グレイブ」「トレインスポッティング」で人気を博し、1999年「スターウォーズ ファントム・メナス」で、若き日のオビ=ワン・ケノービを演じ、確固たる地位を確立します。

・ジェイク・ロイドは、本作で幼い頃のアナキン・スカイウォーカーを演じているが、実生活では、相当ないじめがあり、心労がたたっていたそうです。2001年に映画に出演して以降、特に俳優業は行っていません。

・物語は、スターウォーズで圧倒的なキャラクターを印象づけたダース・ベイダーの若き日のことを描いており、3部作構成として、なぜ、ダース・ベイダーが生まれ、ジェダイとは何なのかが描かれた作品です。

・序盤から、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービのコンビでの行動が描かれ、ジェダイナイトが2人一組で行動をすることが描かれています。

・ライトセイバーとフォースだけで戦うところは、やはりジェダイなところがあり、ブラスターを使わないところは、毎度ながらも、ジェダイの特別感があります。

・このライトセーバーのみで戦う姿と空手胴着のような服装は過去のスターウォーズのイメージをしっかりと引き継ぎながら、わかりやすい演出となっています。

・ナブーの警備兵役で、ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルの息子のネーサン・ハミルが出演しています。

・前半の山場は、タトゥーインでのポッドレース。

・天才的なパイロットとのちに言われるアナキンですが、その片鱗がこのポッドレースでも描かれています。

・ポッドレース自体も、様々ないデザインの機体があり、コレはゲームやフィギュアに最適なところもあります。

・前三部作のメカ描写を踏襲したような機体が多く、エンジン音もかなりのこだわりがある演出がされています。

・コックピット視点の高速な動きの映像もこだわりが感じられ、ジェダイの帰還でのスピーダーバイクの進化したような映像体験ができます。

・その後、通商連合と共和国の戦闘となって行きますが、コレもカットバックを利用した演出であり、古典的な印象も受けますが、最も盛り上げられる手法でもあるので、後半の戦闘にはやはり新しいスターウォーズの意思が見えます。

・特に注目はやはりダースモールであり、ナギナタ状にライトセーバーを使いこなしながら、フォースも使い、2対1という状況ながら、全く引かない戦い方は、今までのスターウォーズのジェダイとシスとは全く異なるような動きでもあり、俊敏さやアクロバティックなところが、歴代スターウォーズでも屈指のアクションになっています。

・個人的にも何度見ても楽しめる格闘シーンかと思います。

・戦いとしては、想定どうりの結末となっていきますが、決着の方法はちょっとあっけなかった気もします。

・殺陣の方法も、ライトセーバーだけにとどまらず、肉体を使った格闘というところで、これほどまでに俊敏に動けるアクションには、感動すら覚えます。

・本作は再び三部作となっているので、次回作に続く展開となりますが、大きく見て、スターウォーズ エピソード4を新たな視点で描いたという意味合いもあるのかもしれません。

・圧倒的な世界観の継続と、新たなる三部作の序章として全く不満のない完成度の作品かと思います。

 

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【洋画】「フォードVSフェラーリ〔2019〕」ってなんだ?

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【監督】ジェームズ・マンゴールド
【出演】マット・デイモン/クリスチャン・ベール/ジョン・バーンサル/
【個人的評価】★★★☆☆

 

【あらすじ】主人公 キャロル・シェルビーは、本橋レーサーのカーデザイナーで、最強のチームフェラーリに勝つためにフォードチームで、車の開発と優秀なドライバーを探していた。イギリス人のケン・マイルズと出会い、社内での反発を受けながら、レースでの勝利を目指す。

 

 

フォードvsフェラーリ (字幕/吹替)

フォードvsフェラーリ (字幕/吹替)

  • James Mangold
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥2037

 

 

・ジェームズ・マンゴールド監督は、大学で映画の制作を学び、コロンビア大学ではミロス・フォアマンに師事しています。1995年『君に逢いたくて』で映画監督デビューをし、その後は、多数の作品を手掛けています。

・インディ・ジョーンズ5の監督も予定されており、公開は、2021年の予定です。

・マット・デイモンは、10代の頃より役者を志し、1988年「ミスティック・ピザ」で映画デビューをし、幼馴染のベン・アフレックと共に脚本を書き、1998年『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞しています。2002年『オーシャンズ11』のギャラとして同映画の興行総収益の8%が後で支払われるという条件で、映画がヒットし、約26億円の収入があったとも言われています。

・クリスチャン・ベールは、イギリスの俳優で、13歳の時に『太陽の帝国』のオーディションで選ばれて子役デビューをしています。

・物語は、打倒フェラーリを目指してカーレースに挑戦する人々を描いたストーリーです。

・とにかく、レースカー好きには見てもらうのが良いです。

・とはいえ、そのレースシーンや疾走シーンだけでてきている作品ではなく、きちんと王者フェラーリに反骨していく物語があります。

・実際に勝つか負けるかというよりも、その過程に魅力があります。

・シェルビー自体は、チームを牽引していくものとして、マイルズは天才ドライバーではあるが性格に難点があるものとして。

・このコンビの荒削り感が良く、勝ち目のないような逆境でも、「なんとかなるんじゃね?」というような印象も感じてしまいます。

・実話に基づく物語でもありますが、当然脚色もあるので、そこは「映画である」という点を念頭においてもらうのが良いです。

・時代背景が1960年代としており、出てくる車も古いものになりますが、CGを使わずに、極力実写で撮影をしたとのことで、臨場感の高さがあります。

・苦境からの逆転劇というのは、その道程の苦難が多ければ良いということではなく、メリハリのあるテンポと掴めそうでつかめない距離感という絶妙なラインで描かれることで、感情移入がしやすくなるとは思います。

・モータースポーツに詳しくない人でもわかるようにできているところも良いところではあります。

 

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フォードvsフェラーリ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

フォードvsフェラーリ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

  • 発売日: 2020/05/02
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【洋画】「リーサル・ウェポン2/炎の約束 〔1989〕」ってなんだ?

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【監督】リチャード・ドナー
【出演】メル・ギブソン/ダニー・グローヴァー/ジョー・ペシ/ジョス・アクランド/デリック・オコナー/パッツィ・ケンジット
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】主人公は、警察官のリッグスとマータフ。2人は大量のクルガーランド金貨を事件の最中に見つける。麻薬事件の重要参考人のレオゲッツを保護し、そこから麻薬組織のボスの情報を聞き出す。しかしボスは駐ロスアンジェルス南アフリカ総領事で、治外法権を理由に逮捕は出来なかった。

 

 

リーサル・ウェポン2 炎の約束 (字幕版)

リーサル・ウェポン2 炎の約束 (字幕版)

  • リチャード・ドナー
  • アクション/アドベンチャー
  • ¥1528

 

 

・リチャード・ドナー監督は、俳優として映画界にデビューするも、監督に転向、1961年に映画監督としてデビューしています。のちに、スーパーマン、グーニーズ、リーサルウェポンと話題作を手掛け、人気監督となっています。

・メル・ギブソンは、アメリカ生まれながら、オーストラリアに移住し、そこで演劇を学び、1979年「マッドマックス」で人気俳優となり、監督業としても、頭角を現し、監督2作目の「ブレイブハート」で、アカデミー作品賞と監督賞を受賞しています。

・ダニー・グローバーは、アメリカ サンフランシスコで演劇を学び、1979年に『アルカトラズからの脱出』で映画デビューしています。その後、『カラーパープル』『刑事ジョンブック/目撃者』『シルバラード』などの作品に出演しています。

・物語は、事件解決物の刑事アクション映画です。

・前作では、自殺願望ののあるリッグスでしたが、本作ではかなりコメディな要素があり、あまり暗いイメージのない作品となっています。

・いくつかの要素がありますが、一つはサブキャラクターのレオゲッツ。

・ジョー・ペシが演じていることがポイントで、昔は「レイジングブル」「ワンスアポンアタイムインアメリカ」とシリアスな物語で裏家業な役どころが多かったのですが、本作を皮切りに、のちに「ホームアローン」の泥棒役で役の幅を広げています。

・もう一つは、リッグスが結構リア充な感じとなり、新しい恋人が出てきます。

・外交官ラッドの秘書のリカと恋仲となっていくところはまさしくリア充です。

・なお、リカ役のパッツィ・ケンジットは、バンド「エイスワンダー」のボーカルでもあり、本作ではかなり体当たりな演技を披露しています。

・やはりリクルートスーツの似合う金髪女性というところもあり、画的にはかなり映えます。

・アクションシーンもグレードアップしながらも、そのアクション自体もコミカルさがあります。

・爆弾処理のシーンもコメディ感が強く、オチともなる便座が吹き飛ぶまでは、笑いとシリアスさの混じった良いシーンです。

・印象に残っているのは、肩の関節を外す伏線と崖下から家ごと崩してしまう行動の大胆さです。

・テンポよく観られる作品で、エンタテインメントとして、良作な作品です。

 


Lethal Weapon 2 - Trailer

 

 

 

 

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [DVD]

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [DVD]

  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: DVD
 

 

 

 

 

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [Blu-ray]

リーサル・ウェポン2 炎の約束 [Blu-ray]

  • 発売日: 2008/06/11
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

 

THE REMIX ANTHOLOGY: EXPANDED EDITION

THE REMIX ANTHOLOGY: EXPANDED EDITION

  • アーティスト:EIGHTH WONDER
  • 発売日: 2014/07/21
  • メディア: CD
 

 

 

ベスト・リミックス

ベスト・リミックス

 

 

【洋画】「スティーブ・ジョブズ〔2013〕」ってなんだ?

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【監督】ジョシュア・マイケル・スターン
【出演】アシュトン・カッチャー/ジョシュ・ギャッド/アーナ・オライリー/ダーモット・マローニー
【個人的評価】★★★★☆

 

【あらすじ】主人公は、Apple社を起業したスティーブ・ジョブズ。2001年のiPodの発表から始まり、過去の起業への経緯を描きます。1976年に設立し、2012年には時価総額が世界一になるまでの自伝的映画です。

 

 

スティーブ・ジョブズ(字幕版)

スティーブ・ジョブズ(字幕版)

  • ジョシュア・マイケル・スターン
  • ドラマ
  • ¥1019

 

 

・ジョシュア・マイケル・スターン監督は、TV映画の脚本家としてキャリアを重ね、自ら脚本を執筆した「Neverwas」で映画監督デビュー後、本作の監督を務めています。

・主演のアシュトン・カッチャーは、TVコメディ番組に出演後、『エクスタシーをさがして』で映画デビューし、『バタフライ・エフェクト』で主演を演じています。

・物語は、今や誰しもが知っていて、この文章もiPhoneで書いているくらい身近に使われているコンピュータ製品を作り出している有名な企業「Apple inc.」のCEOの半生を描いた作品。

・序盤は、iPodを初めて紹介するシーンから始まります。それは、ジョブズ自身がこういうものがほしかったという現れでもあります。

・実在の主人公 スティーブ・ジョブズは、2011年10月5日に、膵癌のために死去しています。

・アップルといえば、今や知らない人がいないのではないかという世界的企業。

・でも実際には、Macintoshはコンピュータとしては圧倒的シェアのWindowsに劣勢を強いられていましたが、iPodやiPhoneと言った革新的なデバイスを生み出したことで、モバイル分野として圧倒的な認知と売り上げを伸ばしたことで知られるようになりました。

・では、創業当時は、Appleはどのような企業だったのか?

・そんな背景とスティーブ・ジョブズというカリスマ経営者の手腕を描いた作品です。

・非常にこだわりが強く、一つのものを選ぶのにも相当な熟考を重ねたということもあり、異常なこだわりが見られます。

・大学のキャンパスで、学生でもなく、何かを学んでいる生活をしています。それは、カリグラフィでもあり、コンピュータの授業でもあり、禅を学び、インドへも行きます。

・その後、アタリ社でゲームを作り始めますが、組織に馴染めず、一人でゲームを作ろうとします。その時の相棒としてスティーブ・ウォズニアックが手助けをしてくれます。

・見事にゲームを作りあげ、その後、さらにコンピュータを作ることに目覚め、新しいコンピュータを作り始めます。

・そして、ジョブズ自身が自ら望む製品や技術を追求し、自宅のガレージで、パソコンを友人と作り始めます。

・その際の交渉もすでに後の片鱗が見えており、人を魅了していく術がにじみ出ている印象があります。

・60日で50台の初代「Apple I」を作り上げます。

・このエピソードは非常に面白く、ジョブズ自体は製品に対する美しさを求めており、その上で最終的な目的のための手段を編み出していきます。

・1976年に作ったパソコンではあるので、ほとんどが手作業で、ハンダ付けからすべて手作業でもあります。

・このエピソードでさらに先のネタを模索し、一体型の「Apple II」を作り始めます。

・エンジニアからセールスまで、徐々に人を集め、成功をしていきます。その代わりに昔の彼女との子供や社員との間で考えの違いが生まれ、孤立化もしていきます。

・「すごい・・・いや、これは凄すぎる」

・「残りの人生で砂糖水を売りたいか?それとも世界を変えたいか?」

・開発をしていた「Lisa」チームを追い出され「Macintosh」のチームに異動となるも、パソコンを作る上で、取締役会とも意思が通わなくなり、Apple社を抜けることになります。

・その間にApple社は傾き、ジョブズは、別会社ネクスト・ソフトウェア社でNeXTSTEP OSの新しいパソコンを作り始めます。

・それからは、Apple社からの買収を経て、再びApple社に戻ってきます。

・Apple社を設立してからの流れは激動でもありながらも、世界一の会社を作り上げたという点では、相当な先見性があったことがわかります。

・もともとは、実在の人物の自伝的な作品ではありますが、ジョブズの強烈な筋の通った理想は、周囲にはなかなか理解されず、自ら興した会社ですら追い出されることにもなりながら、理想となる商品を生み出すことで認められていきます。

・ジョブズの理想は、人の役に立ち、自然で、誰でも使えるようなものを作り出すことでもあり、iMacやiPhone、iPodでそのことが結実されています。

・「宇宙を凹ませる」

・終盤では、後世に絶大な信頼を置くジョナサン・アイブも登場し、その思想の一翼を担うようにもなります。

・Appleファンのことを、「信者」とも言われることがありますが、製品の前に込められた思いが製品ににじみ出ているからこそ、惹かれる魅力があるのかと思います。

・スティーブ・ジョブズの信念と目指したものは、クレイジーなことでもありますが、そのクレイジーなところにたどり着くには相当の苦難とブレない心があったことがよくわかる映画です。

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【洋画】「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3〔1990〕」ってなんだ?

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【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド/
【個人的評価】★★★★★

 

【あらすじ】前作からの続きで、主人公 マーティは、1955年でビフからスポーツ年間を取り戻したものの、ドクが1885年にタイムスリップしてしまう。1955年に取り残されたマーティは、1885年のドクを助けにタイムスリップする。

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 (字幕版)

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 (字幕版)

  • ロバート・ゼメキス
  • コメディ
  • ¥815

 

 

・ロバート・ゼメキス監督は、高校時代から8mmビデオを撮り始め、1978年『抱きしめたい』で監督デビューをしています。その後、本作を監督し、一躍メジャー監督として評価を得ます。

・1994年「フォレスト・ガンプ 一期一会」でアカデミー作品賞と監督賞を受賞しています。

・マイケル・J・フォックスは、15歳から、カナダのテレビに出演するようになり、TVドラマ「ファミリー・タイズ」で人気を得ます。その後、多数の作品に出演しますが、30歳のときにパーキンソン病を発病し、俳優業から遠ざかっています。

・クリストファー・ロイドは、ブロードウェイ俳優として活躍し、その後、「カッコーの巣の上で」で映画デビューをしています。本作のヒットで一躍有名となり、多数の作品に出演しています。なお、本作を演じたときは、46歳でした。

・物語は、前2作からの続編となっており、当時は、前作の半年後に公開という短い期間で公開しています。

・これは2作目と3作目を同時に撮影するという手法をとったためで、この手法は、ロードオブザリングでも行われています。

・前作では、ドクが1885年にタイムスリップしてしまうということで終わってしまうため、その続きはとても気になるところになってしまいます。

・この終わり方は素晴らしく、3部作の2作目の役割をしっかりと描いたところになります。

・なお、前作に最後に表示された英語は「to be conclude」と表示されており、本作が明確な完結編となります。

・本作のスゴいところは、タイムトラベルの要素をぶつ切りに考えているわけではなく、時代が同じ時間軸にあるため、約70年の時間を過ごした手紙が出てきます。こう言った時代の考え方は過去作品でもあまり見なかった手法かと思います。

・1885年に向かいドクと共に元の1985年に戻るのが目的となり、この物語の大筋も明確なので見失うことなく物語が観られます。

・問題もいくつか発生しますが、これも明快で特にこの時代にはまだガソリンがないというところで、どのように現代に戻るかを試行錯誤することになります。

・ここでよくよく考えると、この1885年には、2台のデロリアンが存在しており、マーティが乗ってきたデロリアンにはガソリンがないわけですが、ドクが乗ってきたデロリアンは、まだガソリンがあるんじゃないかと思います。

・さらに言えば、ゴミを燃料とできる「 MR. FUSION」を搭載しているので、別にガソリンじゃなくても良いのじゃないか?という疑問点が浮かびますが、この点は、動力にならないので、走る要素にはならないです。

・この方法であれば、サクッと現代に戻れるわけですが、それでは物語が面白くないので、忘れておいて良いです。

・1885年では、ビフの祖先もマーティの祖先も出てきており、両家の因縁のような争いも出てきます。

・まだ、ドクの墓石も出てきており、ドクの恋愛と運命がそのストーリーと絡み合います。

・複雑に見えそうですが、やはりシンプルな目的があるので、観ていて見失ってしまうこともないかと思います。

・さまざまななパロディ要素も込められており、エンタテインメントとして隙のない構成となっています。

・特に終盤での再会は、このシリーズの全てを総括するところでもあり、手紙で記載していたように、「最良の友であり、人生の宝だった」とあり、本作の序盤で出てきた言葉をしっかりと回収できる形で、この関係性をかみしめることができます。

・これだけ綿密の描かれた締めくくりを持つ作品はなかなか出会うこともなく、バックトゥザフューチャーシリーズが時代を超えるほどの支持があることがよくわかります。

・定期的に続編を望まれる声がありますが、ここまで完璧に近い3部作はそのままで完結しておく方が良いかと思います。

・奇跡的なキャストとスタッフで構成された名作であり、多くの人の心に残る傑作だと思います。

 


Back to the Future Part 3 Official Trailer #2 - Christopher Lloyd Movie (1990) HD

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 (吹替版)

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 (字幕版)

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